アメリカの中間選挙で「ティーパーティー」が躍進しました。主に保守派の人たちが、税金に反対し、「小さな政府」を実現させようとする運動です。日本でも、河村たかし・名古屋市長が「減税日本」を立ち上げ、名古屋市議会の定数や報酬を半減すると息巻いています。同様の方向性を持った人として大阪府の橋下徹知事がいますし、国政でも「みんなの党」が「小さな政府」を目指す主張を打ち出して、議席を伸ばしています。
でも、それで良いのでしょうか。「官から民へ」「規制緩和」「小さな政府」が格差と貧困を招いたとして、小泉・竹中「構造改革」が批判されたのはつい2, 3年前のことですが、河村市長・橋下知事・「みんなの党」などは、結局「小泉・竹中改革」と同様のことをやろうとしているのではないでしょうか。
そうではなく、税金とは、国や地方公共団体に、社会を維持し発展させることを目的とした、社会保障や教育などに関する仕事をしてもらうために、われわれみんなが分担しあっていく費用である、という原点に立ち返り、河村市長たちの「小さな政府」の方向性とは逆の、より強い再分配を行う政府や地方公共団体を求める市民の運動が、いま必要なのではないでしょうか。
そのために、「鍋党」コミュを立ち上げることにしました。会への参加を承認制にはしましたが、トピック作成は参加者が自由に行えますので、会の趣旨にご賛同いただける方であれば、どなたでもお気軽にご参加下さることをお待ちしています。また、会の名前は管理人の独断で「鍋党」といたしました。もっと良い名前の案があるぞ、というご意見がありましたら、お寄せいただければ幸いですが、とりあえず、「鍋党」の名前でコミュをスタートさせます。