ヴィオラの巨匠、ウィリアム・プリムローズのコミュニティです。プリムローズのコミュニティはもう1つ、存在するのですが、管理人不在で機能していない状態のため、新しく作らさせていただきました。
ウィリアム・プリムローズ William Primrose 通称Bill ビル
スコットランド出身のヴィオラ奏者。近代最初のヴィオラのソリストと言われている、ライオネル・ターティスを先駆者に、ヴィオラという中音域の楽器をソロ楽器として確立した前世紀最高のヴィオラのヴィルトゥオーゾ。バルトークのヴィオラ協奏曲、ブリテンのラクリメなどはプリムローズのために書かれた作品である。
米国カーティス音楽院、インディアナ大学、ブリガム・ヤング大学、日本の東京藝術大学、などで教鞭をとる。著書に「Walk on the North side」(ヴィオラ奏者の回想録)や、さまざまなヴィオラ曲の版(エディション)がある。代表的なものはJ.S.バッハの5つの無伴奏組曲など。米国ユタ州のブリガム・ヤング大学のもとヴィオラの教授、デイビッド・ドールトン博士との対話を記録した、「プリムローズのヴィオラ奏法」(Playing the Viola)は日本語でも翻訳され、出版された。
1982年米国ユタ州プロボにてがんで没。プロボの町にあるブリガム・ヤング大学のハロルド・B・リー図書館にはプリムローズ・インターナショナル・ヴィオラ・アーカイブ(PIVA)があり、プリムローズの写真や家系図、演奏ディスク、楽譜など多くの遺産が保存されている。
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妻、日本人のヒロコ・プリムローズ(旧姓サワ・ヒロコ)はスズキメソッドの鈴木慎一先生の直弟子としてヴァイオリンの教師としてアメリカで活躍し、1999年に亡くなった。
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