ICONIQさんのファンの人、集合。
2009年(平成21年)11月、東名阪での野外ボードでICONIQとしての姿が初公開された[1]。広告は丸刈り頭の彼女に、簡素なキャッチコピーと公式ウェブサイトのURLのみというものだった[1]。再デビューするにあたり、ロングヘアを丸刈りにした。髪を切ったのはプロモーションの一環ではなく「髪を切れば変われると思った」という彼女の考え[1]。デビューに関して、韓国では「元Sugarのアユミ」と報じられ[2]、日本では「新人」と報じるところと[3]、以前の経歴を紹介し「改名して再デビューした」と報じるところと分かれた[1]。公式ホームページでは、韓国での経歴は「単身海外へ乗り込みアーティスト活動をスタートさせる」と紹介されている[4]。このことを受け、韓国では(韓国における)過去の活動を隠していることに不満の声があると報道された。[5]
2009年(平成21年)12月9日、rhythm zoneより、再デビュー1枚目のシングルで、EXILEのATSUSHIとのコラボ曲「I'm lovin' you」が発売され、上野樹里が出演する「マキアージュ」のCM曲として起用された。
2010年(平成22年)元日、資生堂は彼女の単独写真広告を新聞各紙に掲載した[1]。2枚目のシングル「Change Myself」は彼女が出演する「マキアージュ」のCM曲として起用された[1]。
2010年(平成22年)2月24日に1枚目のアルバム『Change Myself』からの3曲が着うた(R)サイト別に配信された。m-floのVERBALとコラボレーションした『I.D feat.VERBAL(m-flo)』はミュウモ、アメリカの歌手マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」のカバーはmusic.jp、「Crystal Girl」はdwangoで配信された[6]。
2010年(平成22年)3月8日、アルバム発売前日の9日から、資生堂や全日空、スターバックスなど7社のCMに出演することが発表された。再デビュー後初となるアルバム『Change Myself』はオリコン週間チャートで3位を記録した。女性歌手のデビューアルバムが同チャートの3位以内に入るのは、2007年(平成19年)12月に新垣結衣のアルバム『そら』が2位になって以来、2年3ヶ月ぶりである[7]。しかしアルバムの実売枚数は4万枚程度で、億単位に上るとみられるプロモーション費の元を取るのは困難であるという報道もある[8]
人物 [編集]
概要 [編集]
韓国でアイドルグループ「Sugar」のメンバー・アユミ(아유미、AhYooMi)ことイ・アユミ(李 亞由美)として活動[9]、その後帰国し伊藤 ゆみ(いとう ゆみ)という芸名で主に女優活動をしていた。2010年に「わたしが変わる」というキャッチコピーで、ICONIQという名に改めた上で再デビューした。脚本家の鄭義信とは遠縁の親戚にあたる。
母語は日本語だが、現在では韓国語も流暢に話す。在日韓国人二世の父親と韓国人の母親の元に生まれ韓国籍であるが、韓国では日本人と誤解されることが多々あった。彼女は日本人として扱われることに強い不快感を示し、韓国籍であることを強く主張してきた[10]。日本国内では在日韓国人として事務所が大きく公表することはないが、Sugar時代は「風と花束/Present/Heart&Soul」の販促用フライヤーにおいて国籍が「韓国」であると明記され、それ以後のものにも同様に記載された。
韓国で活動していた頃は音楽番組以外にもバラエティ番組やトーク番組、またテレビコマーシャルに多数出演した。出演した韓国のトーク番組においては、「日本の中学に通っていた頃、同級生に復讐するためにピザ50枚を同級生宅に配達させた」「学校の電話を勝手に利用しダイヤルQ2に掛け、使用料30万円を請求された学校側が大騒ぎになった」等と、日本での犯罪歴を嬉々と語った[11]。また、ホリプロとの契約期間は日本のトーク番組にも出演。ダウンタウンDXに出演した際には、視聴者投稿のコーナーで「好まない授業を取りやめさせるために、頻繁に校内の火災報知機を故意に押していた」と紹介された。
趣味は乗馬と絵を描くこと[1]。特技は幼い頃から習っていたダンス[1]。好きな歌手はアリシア・キーズ、リアーナ、クリスティーナ・アギレラなどの洋楽の女性アーティストら[1]。
1984年-2000年:生い立ち [編集]
1984年 在日韓国人二世の父親と、韓国人の母親の元に生まれる。中学1年生の時に聴いた宇多田ヒカルの曲に衝撃を受け歌手を志す[1]。中学2年の時に母親と韓国旅行に行った際、ソウル市明洞でスカウトされるも、父親から「韓国語を話せない」などの理由から芸能界入りを反対されていた。2000年、渡韓。芸能界デビューするため、レッスンを行う。
2002年-2006年:Sugar時代 [編集]
2002年に韓国のアイドルグループ「Sugar」のメンバーとして韓国でデビューを果たす。2003年にSugarはホリプロと契約し日本進出。日本テレビの音楽戦士 MUSIC FIGHTER K-POP大図鑑を担当。
2005年には「Xメン」(SBS)など多くのバラエティ番組で活躍する。年末、MBC放送芸能大賞受賞。2006年に倖田來未がカバーした「キューティーハニー」の韓国語訳詞を手がけ、この曲でソロデビューを果たす。同時に、ローマ字表記を「Ahyoomee」から「AhYooMi」に改めた。同年12月31日、Sugar解散[12]。
2007年2月14日、SMエンターテインメントに移籍しBoAや東方神起らと同じ所属事務所となる。同年7月5日、SMエンターテインメント所属の歌手によるコンピレーションアルバム「2007 SUMMER SMTOWN」の2曲目に収録されている「旅行に行こう」にワンフレーズだけではあるが参加し、これが事実上事務所移籍後初のCDリリースとなった。
2008年-2009年:伊藤ゆみ時代 [編集]
2008年、エイベックス・エンタテインメントに移籍し、"伊藤ゆみ"として日本で女優活動開始。 日本テレビの連続ドラマ『貧乏男子 ボンビーメン』に出演。2009年1月、初の主演映画『約束の地』が公開。同時期にはアメリカ合衆国ロサンゼルスへ留学。
2009年-現在:ICONIQとして再デビュー [編集]
#来歴参照
出演(日本) [編集]
ICONIQ名義 [編集]
テレビCM [編集]
* 資生堂 マキアージュ(2010年)
* 全日本空輸(2010年)
* スターバックスコーヒー(2010年)
* マセラッティ(2010年)
* kitson(2010年)
* rhythm zone(2010年)
* mu-mo(2010年)
* ウィダーinゼリー(2010年)
雑誌 [編集]
* GINGER 2010年2月号 (2010年: 幻冬舎)
* anan
* BARFOUT!
* ViVi
* FRaU
* bea's UP
* VoCE
* 装苑
* JJ
アユミ(Sugar)名義 [編集]
テレビ番組 [編集]
* 音楽戦士 MUSIC FIGHTER レギュラー(2005年4月 - 2006年3月)
伊藤ゆみ名義 [編集]
テレビドラマ [編集]
* 貧乏男子 ボンビーメン(日本テレビ 2008年)倉田若葉 役
* 音女(OTOME)(テレビ朝日 2008年7月9日)「伺うオトメ」恵理 役
* 四つの嘘(テレビ朝日 2008年)宮部(ナース) 役
映画 [編集]
* 約束の地(2009年)春風優 役‐主演
* カフーを待ちわびて(2009年)新垣梨香 役
テレビCM [編集]
* 小林製薬「アイボン トローリ目薬ドライアイ」(2008年)
* キリンビバレッジ 午後の紅茶「いいねぇ!」篇(2008年)
ディスコグラフィー [編集]
ICONIQ名義(日本) [編集]
シングル [編集]
枚 発売日 タイトル
1st 2010年8月11日 TOKYO LADY
デジタルシングル [編集]
枚 発売日 タイトル
1st 2009年12月9日 I'm lovin' you
2nd 2010年1月1日 Change Myself
3rd 2010年5月17日 My Season
アルバム [編集]
枚 発売日 タイトル
1st 2010年3月10日 CHANGE MYSELF
ミニアルバム [編集]
枚 発売日 タイトル
1st 2010年9月15日 Light Ahead
アユミ名義(韓国) [編集]
電子配信(デジタル・シングル)のみでありCD化はされていない。Sugar時代の楽曲は該当項目を参照のこと。
* Cutie Honey
o 2006年7月3日発売
o アニメ「キューティーハニー」の主題歌を自ら韓国語訳して発売。
o 『田代(たしろ)、田代、田代、ちゃんと亡命しろ』と聞こえる部分があることから、空耳ソングとして話題となった。この話題は2006年8月30日放送の「トリビアの泉」で取り上げられ、同放送日のエンディングテーマとしても採用された。
* 잘못된 만남(チャルモッテンマンナム=間違った出会い)
o 2006年11月7日発売
o 韓国の歌手である金健模(キム・ゴンモ)のカバー曲である。
脚注 [編集]
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1. ^ a b c d e f g h i j 「ICONIQ 大型コラボやタイアップが続くベイビーショートの新歌姫」、『日経エンタテインメント!』第14巻第5号、日経BP社、2010年3月、pp.7。
2. ^ “아유미, 일본 가수활동 본격돌입 '삭발 사진' 눈길!”. 朝鮮日報スターニュース. (2009年11月16日). http://
3. ^ “ICONIQ、デビュー1カ月で資生堂の顔に”. サンケイスポーツ. (2010年1月20日). http://
4. ^ “プロフィール”. 公式サイト. http://
5. ^ ICONIQに韓国から「韓国での活動歴を隠すのはなぜだ!」との声
6. ^ “ICONIQ、2/24より着うた(R)3曲同時配信決定!”. エキサイトミュージック. (2010年2月25日). http://
7. ^ “ICONIQ 日本デビューアルバムがオリコン3位”. 中央日報. (2010年). http://
8. ^ 「エイベックスが社運を掛けた"新人"ICONIQ 早くも「大コケ」が顕在化!?」日刊サイゾー
9. ^ 民団の記事
10. ^ 「ジョイニュース24」のインタビューより(2006年8月)
11. ^ 朝鮮日報の記事
12. ^ “グループ・シュガー、結成4年で解散へ”. 中央日報. (2006年12月20日). http://
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