鳳凰(ほうおう、Chinese Phoenix)は、中国の伝説の鳥、霊鳥である。鳳皇とも。日本や朝鮮など東アジア全域にわたって装飾やシンボルや物語・説話・説教などで登場する。鳳は雄、凰は雌を指し、「本草綱目」によれば羽ある生物の王であるとされる。聖天子の出現を待ってこの世に現れるといわれる瑞獣 (瑞鳥) のひとつで、『礼記』では麒麟・霊亀・応龍とともに「四霊」と総称されている。
中国最古の類語辞典『爾雅』によれば、嘴は鶏、頷は燕、頸は蛇、背は亀、尾は魚で、色は黒・白・赤・青・黄の五色で、高さは六尺程とされる。
後世の中国や日本では変異があり、日本では一般に、背丈が4〜5尺はあり、その容姿は前は麟、後は鹿、頸は蛇、背は亀、頷(あご)は燕、嘴は鶏、尾は魚だとされる。五色絢爛な色彩で、羽には孔雀に似て五色の紋があり、声は五音を発するとされる。
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