イプシロンロケットは、それまで使用されていた固体ロケットM-Vの後継として、「次期固体ロケット」の名称で計画がスタートしたロケットです。平成22年7月14日の宇宙開発委員会において、ロケットの愛称を「イプシロンロケット」とすることが正式に決定され、本格的な開発がスタートしました。M-Vの弱点であった高コスト・射場作業期間の長さを克服するため、1段目にはH2ファミリーの補助固体ロケットであるSRB-Aを採用、自己診断プログラムによる点検の自動化や点検機器のシリアルバス接続により射場整備期間の大幅な短縮・打ち上げシステムの簡略化(=モバイル管制)を目指していることが特徴です。
----------ロケット概要-------------------
打上げ能力 地球周回軌道:1,200kg
太陽同期軌道: 450kg
射場作業期間 7日
衛星最終アクセス 3時間
〜打上げまで
初号機打上げ年度 平成25年度
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(ISAS:次期固体ロケットの記事 寄稿主は森田泰弘プロマネ)
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(JAXA:イプシロンロケットのページ)
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イプシロンロケット初号機打ち上げ成功おめでとうございます。
イプシロンロケット試験機による
惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げ結果について
平成25年9月14日
宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成25年9月14日14時00分(日本標準時)に、内之浦宇宙空間観測所から惑星分光観測衛星(SPRINT-A)を搭載したイプシロンロケット試験機を打上げました。
ロケットは正常に飛行し、打上げ後約61分39秒にSPRINT-Aを正常に分離したことを確認しました。
今回のイプシロンロケット試験機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
なお、ロケット打上げ時の天候は曇り、東北東の風(8.1m/s)、気温27.2℃でした。
本コミュニティは、そんなユニークかつ夢のある日本の次期固体ロケットを応援するコミュニティです。
困ったときには