亜麻の実(亜麻仁、フラックスシード)について語り合うコミュニティです。
欧米では「ミラクルフード」、「スーパーヒーリングフード」と呼ばれている亜麻の実について、その素晴らしさやどんな健康効果があったか、または亜麻の実を使ったレシピ等を語り合えたらと思います。
コミュニティが盛り上がるよう皆さんどんどんトピックをあげてくださいね。くだらない質問かなと思うものでも大歓迎です
亜麻の実は全植物性食物の中で最もαリノレン酸とリグナン(植物性エストロゲン、抗酸化物質)が含まれる食物です。
亜麻の実はとくに SDG(セコイソラリシレシノール配糖体) と呼ばれるリグナンの含有量が多く、植物性のSDGは、人や動物の結腸内のバクテリアによって(哺乳類性の)ヒトリグナンに変換されます。
亜麻の実にはゴマリグナン(セサミン)の2倍のリグナンが含まれます。
αリノレン酸は食物から必ず取らなければならない必須脂肪酸です。
αリノレン酸は体の中でDHAに変わり、脳や体の中でとても重要な働きをします。
脳の60%は脂肪でできていて、その内の20%はDHAでできています。
特に脳細胞の膜はDHAでてきていて、不足すると脳細胞に大きなダメージが起きます。
DHAは炎症を抑えるプロスタグランジンを作り、天然の抗炎症剤として働きます。
魚を食べないベジタリアンの人にとっては、亜麻の実は必須の食品と言えるでしょう。
亜麻の実はよくクルミのような味と言われます。味にクセがないので何の料理でも合います。
お菓子作りでは卵の代用として使えます。(亜麻の実粉末1に対して水3)
ドイツではパンを焼く時にかかせない食材となっています。
亜麻の実の約28%は食物繊維です。食物繊維には、水溶性と不溶性の食物繊維があり、亜麻の実にはその両方がおよそ1:2の割合で共に含まれています。
亜麻の実にはゴマの約2倍、ゴボウの約4倍の食物繊維が含まれます。
亜麻の実を一晩水に浸すとドロッととろみがでます。これは亜麻の実の水溶性食物繊維(粘性ガム質)が出るからです。実も柔らかくなります。これをそのまま納豆に混ぜればまさに卵納豆のような味!
亜麻の実の殻は固いのでそのままよりもミルサー、ミキサー、ごますり器、コーヒーグラインダーで粉末にしてから食べた方が吸収が良いです。
粉末にすると冷凍庫で3カ月、冷蔵庫で1週間保存ができます。そのままなら1年以上大丈夫です。
亜麻の実は1日大さじ2杯食べると、血液中のDHAレベルを最大限に保つことができます。
しかし、人によってはDHAへの転換効率が悪い人がいますので、定期的に血液検査で血液中のDHAレベルを調べることが勧められています。
アメリカで170年前に生まれた健康理論「ナチュラル・ハイジーン」(自然健康科学)では亜麻仁油(フラックスオイル)を勧めていません。例え低温圧縮で抽出された亜麻仁油であっても、油は空気に触れた時点で酸化されてしまうからです。酸化されたものを食べると体は酸化してしまいます。亜麻仁油ではなく亜麻の実で食べましょう。
ローストした亜麻の実は発ガン物質のアクリルアミドが含まれています。
亜麻の実で期待できる健康効果
野菜と一緒に食べることで、野菜に含まれるβカロチンやリコピンなどの吸収が10倍良くなる。
乳がん、大腸がん、前立腺がん等のがんの腫瘍抑制・予防
細胞の寿命の目安であるテロメアの短縮を遅らせて寿命が延びる。
うつ病・統合失調症などの精神神経病やアルツハイマー、認知症などの改善、予防。
悪玉コレステロールを減らす。
血管に起こる炎症を抑えて心臓病を予防する。
心臓病患者の不整脈を防ぎ、心臓病突然死を予防する。
血管の弾力性を高め、動脈硬化を改善する。血圧が下がる。
食物繊維やミネラルを豊富に含んでいるため血糖値を下げる。
便通改善。
アトピー、ぜんそく、花粉症などのアレルギー改善。
肥満抑制作用。
さまざまな栄養を含み、より少ないカロリー摂取で満足を与えてくれる。(食べすぎを防いでくれる。)