名優・渡辺文雄

詳細 2021年10月4日 21:26更新: 大島映画の常連俳優にしてエッセイスト。

往年の人気俳優・渡辺文雄さんを偲ぶコミュニティーです。

渡辺文雄
昭和４年１０月３１日生まれ。
昭和２９年、東京大学経済学部卒業後、電通に入社。３０年に電通から松竹に出向したその縁から、翌３１年に、映画「泉」で俳優デビューし、同時に電通を退社する。
その後、松竹の専属俳優となるものの、３６年、映画監督の大島渚、女優・小山明子らと共に松竹を退社し、大島の創造社設立に携わる。
以降、大島作品の名バイプレーヤーとして活躍し、昭和４０年代に入ると、東映の任侠路線をはじめ、各社の映画、ドラマへ続々と出演した。
東大出身というキャリアでありながらも、気難しいイメージなど一切なく、その気さくで懐の深い性格から、スタッフや共演者のみならず、世間大衆からも幅広く慕われ、「２３時ショー」や「人間が大好きだ」などのバラエティー番組でも司会者として活躍。エッセイストとしてもその才覚を発揮し、「舌づつみ各駅停車」「江戸っ子はやるものである」など、多くの著作を上梓した。
また、食通としても知られ、赤坂の高級料亭?口悦?のオーナーでもあった。