古来より私たち人類には“河”にその生活の場を求めてきたという歴史があります。古代文明も河とその周辺に生まれています。“河”は、人々の暮らしにとって必要不可欠な要素であり、人々はそこで豊かな生活を営みました。
私たち「北九州リバーサイドミュージックBOX」の活動も“川”から始まりました。アムステルダム運河コンサートをモデルとした「リバーサイドコンサート」開催がそのスタートです。公害から見事に甦った北九州市の環境シンボル紫川河畔をステージに、地元で活躍する音楽家たちによる、環境に優しいクラシック音楽を、こどもからお年寄りまで多くの市民とともに楽しむコンサートとして企画したものです。昨年10月、「第6回リバーサイドコンサート」を開催することが出来ました。
2004年より始まった私たちの活動は、「リバーサイドコンサート」をメインに市内のいたるところでのコンサート開催や、世界の環境首都をめざす北九州市の応援歌「北九州菜の花ソング」製作と多岐に渡ってきました。
私たちはこの活動を通して数多くの経験と、音楽文化界を超えたネットワークの広がりを財産とし、今春NPO法人(特定非営利活動法人)としての認可を受けることが出来ました。活動の大きな価値を実感するとともに、さらなる使命感を強くしながら、組織的で継続性をもった運営のため新たな一歩を踏み出しました。
任意団体としての5年半の活動を通して培った知恵や経験をもとに、NPO法人へのステップを踏んだ私たちは、皆さまと共に音楽文化による心豊かなまちづくりにますます貢献していきたいと考えます。
今後ともご理解、ご協力の程どうぞ宜しくお願い致します。
NPO法人北九州リバーサイドミュージックBOX 理事長 谷口淑子
http://