『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』(Bright Lights, Big City)は1988年に製作されたアメリカ合衆国の映画。
小説家のジェイ・マキナニーが1984年に発表した『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』を原作に製作された。
製作の過程には、マキナニー本人も加わっている。
★概要
マイケル・J・フォックスがシリアスな演技をしている作品で、この作品以外でシリアスな役を演じたのは『愛と栄光への日々』(1986)と『カジュアリティーズ』(1989)を含めた数作のみである。
また、フォックスはこの映画の撮影後にヴィッキーを演じたトレイシー・ポランと結婚した。
★ストーリー
作家になることを夢みて、ビッグ・シティ、ニューヨークに住み、出版社に勤めるジェイミー(マイケル・J・フォックス)。
しかし彼は、愛する妻であるアマンダ(フィービー・ケイツ)から一方的に別れを告げられ、また母も失くした。
そんな彼は、毎晩、悪友のタッド(キーファー・サザーランド)と飲み歩き、酒とドラッグで寂しさを紛らわす毎日を過ごしていた。
しかし、タッドの従妹であるヴィッキー(トレイシー・ポラン)との出会いで、彼の心はいい方向に向かい、自分を取り戻す日がやってくるのだった。
★キャスト
マイケル・J・フォックス(日本語吹替…神谷明/三ツ矢雄二):ジェイミー・コンウェイ
キーファー・サザーランド(日本語吹替…大塚芳忠/中尾隆聖):タッド・アラガッシュ
フィービー・ケイツ(日本語吹替…林原めぐみ):アマンダ・コンウェイ
ダイアン・ウィースト:ジェイミーの母
トレイシー・ポラン:ヴィッキー
スージー・カーツ:ミーガン
フランシス・スタンハーゲン:クララ
★サウンドトラック
この映画での音楽監修は『パープル・レイン』『フラッシュダンス』『ラウンド・ミッドナイト』『ラ★バンバ』などを手掛けたジョエル・シルが担当、また全編の音楽スコアをドナルド・フェイゲンが担当するなど音楽性の話題も豊富であった。
そのドナルド・フェイゲンの新曲を含むサウンドトラック盤は映画公開とともにワーナー・ブラザースからリリースされ、プリンスやナーラダ・マイケル・ウォルデンらも新曲を提供している。
ちなみに日本では公開前の1988年4月25日にワーナーパイオニア(現・ワーナーミュージック・ジャパン)からリリースされたが、リリース時点では映画公開が未定であったため「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」のタイトルでリリースされている。
なおニュー・オーダーの「トゥルー・フェイス」はシングルと違うシェップ・ペティボーンのリミックス・ヴァージョンが収録されている。
またナーラダ・マイケル・ウォルデンはアルバムの中ではアーティスト名を「Narada」と名乗っている。
1 グッド・ラヴ Good Love プリンス Prince
2 トゥルー・フェイス True Faith ニュー・オーダー New Order
3 ディヴァイン・エモーションズ Divine Emotions ナーラダ・マイケル・ウォルデン Narada
4 キス・アンド・テル Kiss And Tell ブライアン・フェリー Bryan Ferry
5 プレジャー、リトル・トレジャー Pleasure, Litlle Treasure (Glitter Mix) デペッシュ・モード Depeche Mode
6 センチュリーズ・エンド Century's End ドナルド・フェイゲン Donald Fagwn
7 オブセス Obsessed ノイズ・クラブ The Noise Club
8 ラヴ・アタック Love Attack コンク Konk
9 アイスクリーム・デイズ Ice Cream Days ジェニファー・ホール Jennifer Hall
10 パンプ・アップ・ザ・ヴォリューム Pump Up The Volume M/A/R/R/S