明治末期に英国人グルームによって開かれて以来、毎日登山と全山縦走に象徴される独特の登山文化を生み出してきた「六甲山」。海から近く、市街地に直結した環境から多くの登山者に親しまれ、誰もが気軽に山歩きと自然を楽しめる山として、今でも多くの登山者を受け入れています。
一方で、「登山」自体が若い人たちにとってはメジャーなものではなくなりつつあります。
さまざまな娯楽にあふれる現代において、わざわざ山に登ることの楽しみを、世代を超えた一般的なものとしていくためには、いったい何が必要なのか?
「六甲山カフェ」プロジェクトでは、“一日カフェ”という形で若い人たちが集まるカフェを六甲山麓の茶屋に持ち込み、そこから「山」の文化と「街」の文化をつなぎ、世代を超えた交流を生み出すことをめざしています。