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ホイッスルボイス
とある越谷の騒音被害
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「不幸だ……」
真冬の夕暮れ。
帰宅途中にオーナーから電話がかかってきたシャークはそう呟いた。
「うぉぉぉぉぉぉぉ、ゲッダン!」
カツッと革靴を鳴らしながら、じゅんはシャークに声をかけた。
「あれ、世界のメタ○○ックスさんですか?」
「ウィーッスw皆さん何やってんすかw」
その後、ゲーセン帰りのパパスとPすけがやってきた。
その時、
――ホワァァァァァァアア
恐竜の如き雄叫びが辺りに響き渡った。
「!?」
――ZENKI!ZENKI!
「「「「なんだ、またYUUさんか……」」」」
五人の出会い。
それが、事件の幕開けだった。
ホイッスルボイス バンド
騒音被害 と呼ばれる能力者達が起こす殺戮劇の、
幕開けだった――。
そう、これは、
とある街の、とある青年たちの物語。
Vo.アニソン界の若白髪〔グレイヘッド〕
―YUU
「理解出来ないのなら、もう一度教えてやる……。
シャウトは……、鼻歌の延長だ―――!」
Gt.Vo.演奏停止〔ミュージックストッパー〕
―パパス
「譜面通りの演奏に興味なんかないのよ。残念ながら、ね……」
Ba.Vo.必要悪の絶叫〔デスボイス〕
―シャーク
「身の毛もよだつような絶叫―――、君は聴いてみたくないかい……?」
Key.Vo.脆弱精神〔メンタルアウト〕
―じゅん
「メンタル面の弱さがいつまでたっても解消されない……
レベルアッパー、使ってもいいかな?」
Dr.右折禁止〔プルヒッター〕
―Pすけ
「なーに――、今度はフェアに入れてみせるさ………。
――貴様ッ!勘違いするな……ッ!!
ロリが好きなんじゃない、
・ ・ ・ ・ ・
ロリも好きなんだ――――ッ!!」
※このコミュニティはコピーバンド「越谷の騒音被害(ホイッスルボイス)」のコミュ……
――待ちな…!
おい…おたくらさァ……何かを忘れてるんじゃねーっすかァ……?
おいおい……、困るぜェ………
この…!俺を……!忘れるなんてな…ッ…!!!
「「「「「!?」」」」」
――ギャッ キャイィィィィィィィィィィィィンンンン!!!!!!!!!!
Gt.指骨殺し〔ギブスブレイカー〕(仮名)
―じゅんや
参戦決定――ッ!!
あの「バンド」にメンバーが一人増えた。
人々の耳に届くのはいよいよもって、忌々しい騒音ばかりである。
未だ、騒音被害という名の火は、くすぶる事を知らず。
果たして、人々の耳に平和の鐘の音が響くのは、いつになるのであろうか……?
――騒音は鳴り止まない。
To Be Continued...
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