関心がある方はどうか参加してください。
症状を抱える人の立場から・・・ともに考え、ともによくなるように知恵を出し合いましょう。
ご参加お待ちしています。
≪緘黙とは?≫
☆ 緘黙という言葉を初めて耳にする方も多いと思います。「かんもく」と読みます。
☆ 緘黙は自分が話をしているところを、人に見られたり聞かれたりすることに、特別の恐怖や不安を感じ、話したくても話せない状態になってしまうことを言います。
また、人から評価されたり注目を浴びることでも恐怖や不安を感じます。
☆ 場面緘黙児の場合、家族や親しい友人とは何の問題もなく話をしているのに、不慣れな場所や店などではあまり話さず、学校では最も話さないというパタ―ンが一番多いようです。
☆ 本人が自らの意思で話さないのではなく、話をしたくても緊張や不安から話せなくなってしまうのですが、周囲には理解されないことが多いようです。本人に話せない理由がないため「なぜ話さないの?」などと聞かれても、答えようがなく更に意識をしてしまい悪化してしまう可能性があります。
☆ 緘黙は2〜5歳の時期に出現することが多く、女児が男児に比べて1.5〜2倍くらい多いと言われています。緘黙の発症原因は未だ解明されていません。
緘黙児にとって一番緊張が強いられる場所が学校で、一番症状が顕現する場であることが多いようです。ですが、目立つ行動を嫌う緘黙児は不登校にはならず、毎日登校するのも特徴のひとつです。(中には不登校になる子もいます)
休み時間はお友達と楽しく会話して遊んでいる姿が見受けられます。
家庭では祖父母などの身近な親戚や友人とは話をしますが、たまにしか会わない親戚や近所の人とは話をしないことがあります。
反対に知らない人とは平気で話をすることもあります。
それは相手が知らない人なので、話しているところを見られたり聞かれたりする不安や緊張が低いからかも知れません。
緘黙児は話すこと以外にも、動きが緩慢になったり動けなくなったりする緘動が起こることがありますが、決して参加を拒んでいるわけではありません。人とのコミュニケーションが苦手な割に、自己主張はないものの集団の中に居ることは嫌いではありません。居るだけで話さなくても、緘黙児自身は満足していることが多いようです。
学校でも同じく発話を強要されない限り、安心して楽しく過ごせる場であるようです。
友達から遊びに誘われても素っ気無い態度でいることもありますが、本人はとても喜んでいます。
一旦、教室や授業から離れるとお話をすることがありますが、そのことでお友達から指摘を受けると、緊張して不安になり話せなくなってしまいます。
当事者会情報
関心がある方はご訪問下さいね。
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かんもくの会−日本へ最新の緘黙症治療法をもたらす会は、場面緘黙症(選択性緘黙)・全緘黙症を巡る諸問題を社会に訴え、解決に取り組む非営利の任意団体です。
かんもくの会には、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)または全緘黙症を経験して大人になった人たちと場面緘黙児の保護者、そして、いま現在場面緘黙症を抱えて苦しむ当事者本人や教育関係者、カウンセラー、障害者支援に携わる人たちが集まっています。
外部においては、大学や相談機関の心理臨床の専門家、教育関係者、教育行政に精通した国会議員など多くの方々に、緘黙症に苦しむ子どもたちと成人後も緘黙症またはその後遺症によって社会適応に困難を抱える人たちへの支援の必要性をご理解いただき、ご助力を賜っています。