与兵衛とおちんちんおばけ
サァ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
今日は世にもめずらしい、おちんちんおばけの話。
はじまるヨ。
カンカンカンカン
(拍子木の鳴る音)
与兵衛とおちんちんおばけ
むかーし、むかし、あるところに、与兵衛という若者がおったそうな。
与兵衛はたいそう働きもので、村のみんなからも信頼されておった。
しかし、齢30にも近うなったが、嫁がおらんかった。
そこで、村の者が与兵衛のために縁談をすすめることにしたのじゃった。
もともと与兵衛は働き者で評判がよかったために、
あれよあれよというまに縁談がすすんだ。
そして、隣村からお七というおなごがやってくることになった。
カンカンカンカン
(拍子木の鳴る音)
はてさて、お七が与兵衛のもとにやってくる日。
村のものでお七を迎えたそうな。
お七はたいそう美しく、その姿を見たとたん
村のもの全員がハッと息をのむほどだったそうじゃ。
その肌たるや透き通って雪のように白く、
その髪は黒く艶かしい光沢をたたえ、
さながら椿のCMのようであった。
(オット、失礼、例えが悪かったかのう)
お七がやって来たことに与兵衛はたいそう喜んだ。
周囲から羨ましがられるほど仲も良かったそうじゃ。
しかし、お七がやってきてからひと月ほどたった頃じゃった。
あれほどまじめだった与兵衛が次第に仕事に遅れてくるようになったのじゃ。
村のものも与兵衛が結婚したばかりだと知っていたので、
惚けているんだろうとはじめのうちは思っていた。
しかし、それからというもの、与兵衛は仕事に来なくなることも増え、
顔はげっそりとやつれていった。
心配した村のものは、与兵衛にどうしたのかと尋ねてみたのじゃ。
与兵衛はかたくなに口を割ろうとはせんかった。
しかし、村のものの心配もあってか、
ついに与兵衛は口を開いたのじゃった。
カンカンカンカン
(拍子木の鳴る音)
与兵衛によると、それはこういう具合であった。
毎晩寝ようとすると、隣から手がすうと伸びてきて、
与兵衛のおちんちんを鷲づかみにした。
はじめのうちは与兵衛も喜んでいたものの、
近頃では、与兵衛が仕事にでようとすると、
また手がすうと伸びてくるようになった。
仕方がないから、与兵衛がその日は家で寝ていることにすると、
昼過ぎにまたまた手がすうと伸びてきおった。
ナント与兵衛は一日5回もセ●クスをする生活をひと月ばかり続けていたそうじゃ。
村のものは驚いた。
それでは、お七は人間ではなくおちんちんおばけじゃないか。
村のものは話あった結果、与兵衛とおちんちんおばけを3日間引き離すことにした。
もし、お七がおちんちんおばけなら、
3日間セ●クスしなければ死んでしまうからである。
あるとき、村のものが、仕事にやってきた与兵衛を連れ出して、
与兵衛を村の蔵に閉じ込めてしまった。
お七は与兵衛の帰りをまっておった。
しかし、いくら待てども与兵衛は返ってこない。
翌朝になっても返ってこない与兵衛を心配して、
お七は村中を探し回ったそうな。
それでも蔵の中にいる与兵衛を見つけることはできんかったそうじゃ。
そして3日目のこと。
カンカンカンカン
(拍子木の鳴る音)
ほうぼうを探し回ったお七は、とうとう与兵衛を見つけるのをあきらめた。
そして、家に帰って、大声で泣いたそうじゃ。
その悲しみはあまりに深く、泣き声は村中に響きわたった。
その声は与兵衛のいる蔵にまで届いたのである。
愛するお七の悲しみにくれる声を聞いた与兵衛は、
いてもたってもいられず、渾身の力をこめて戸に体をぶつけた。
すると、どうしたことだろう、大きな音をたてて
与兵衛と外とを繋ぐ戸は壊れたのじゃ。
与兵衛は走って家まで帰った。
お七は戸口に与兵衛の姿を見つけると、
うれしさのあまり与兵衛に抱きついて、
アンアン泣きじゃくったそうじゃ。
パンパンパンパン
(拍子木の鳴る音?)
結局、お七が本当におちんちんおばけであったのかは分からない。
しかし、お七はセ●クスには相手の気持ちを考えなければならないと学び、
仕事にでかけようとする与兵衛を引き止めてまで、
セ●クスをしようとすることはなくなったそうじゃ。
この後、与兵衛とお七はセ●クスについて真剣に話し合い、
充実したセ●クスライフを過ごしたそうじゃ。
めでたしめでたし。
カンカンカンカン
(拍子木の鳴る音)
いかがだったじゃろうか?
与兵衛とおちんちんおばけの話。
ここまで読んだ物好きは何かコメントを残していくとよいじゃろう。
ではでは、また次のお話で・・・・。