*マルチプルインテリジェンスとは*
「多重知性」つまり、人間はいくつもの知性を併せ持っている
人間には個人差はあるものの、その個人に合った一つ(又は複数を)の知性をより伸ばしていこうというもの
自分に合った知性は何であるかを知ることによって、学習者の学び方の特性をつかむことができます
「読み書き」が「計算」より優れてるというものではありません
「歌が上手いこと」が「運動ができる」ことより優れているということでもありません
全て平等に評価されるべきで、それこそが「個を大切にする教育」の基本としてとらえれられています
「どれだけ生徒が賢いのか」ではなく「どのように賢いのか」を見極めることが重視されています
ハーバード大学教育大学院ハワード・ガードナー教授が1983年、著書Flames of Mindで提唱した理論。
*8つの知性とは*
?言語的知性(Word)
言語を巧みに操作し、効果的に表現する力。母国語だけでなく外国語を習得する力も含まれる。
⇒スピーチやディベート、言葉遊び(しりとりやクロスワードなど)、詩作などが得意
?論理・数学的知性(Logic and Maths)
数を操作したり、論理的に考える力。
⇒数学、計算、分析、分類など、論理的な思考を必要とする問題が得意
?身体的知性(Body)
身体を巧みに操作し、表現する力。
⇒運動、ダンス、演技などが得意
?音楽的知性(Music)
音楽やリズムのパターンを認識が得意でし、さらに音楽を使って巧みに表現できる力。
⇒作曲、歌が得意
?空間的知性(Space)
ものごとをイメージ化したり、空間における位置、形、色、質感などを認知し、さらに表現する力。
⇒絵画、彫刻、映像化が得意。
?対人的知性(People)
他人の感情や考えを理解し、人間関係をきずく力。
⇒コミュニケーションや恋愛などが得意。
?内省的知性(Self)
自分自身を理解する力。自分の感情、思想、思考、価値観などを認識できる力。
⇒生きるとは何だろう、強さとは何であるかなどを考え続ける力がある。政治家や経営者など。
?自然認識知性(Nature)
自然を認知し共存できる力。
⇒動物の飼育、植物の栽培、自然観察などへの関心が高い。
あなたはどの知性を持っていますか?
2つ3つ持っている人ももちろんいます。
学校や会社にはそれぞれ別の知性を持った者が集まって商品を作ったり、プロジェクトを進めているのです。
私たちには、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった5つの感覚がありますね。例えば香水を作る人になりたいといったらどうするか。まず、匂いを識別する力を訓練するはずです。ワインのテイスターも、匂いの訓練が必須です。鼻の訓練。数多くの匂いを毎日嗅ぐのだそうです。そして、覚えていく。その匂いを覚えたら新しいものを嗅いだときに「これはAの3番とAの5番を合わせた匂いがする」とか、口で言えなければならない。これは言語的知能。「あれと、これと、そっちを結びつけると、こうなる」とか論理的な知能も大切です。調香のスペシャリストは、「私の作った香りは、こんな形のボトルに」とイメージできることも求められます。これは、空間的知能。それから対人的知能。自分の良いと思うものを周囲の仕事仲間に説得していくことも必要でしょう。内省的知能も関わります。香りや匂いは、人の奥深い記憶や思いを立ち上げてくる。それを感じとり考える力も求められます。こういうふうに私たちの生活には、多重な知能が求められます。
このコミュニティではマルチプルインテリジェンスを生活や仕事に取り入れている人が好きなように会話するのを目的としています。
教育関係者以外の方の参加大歓迎です!