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あの場面が好きだったとか一言でもコメント残して盛り上がれたらなと思います。
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≪書籍情報≫
著者:高橋留美子
出版社:小学館
版型:B6版
カテゴリー:ヤングコミックス
連載雑誌:ビッグコミックスピリッツ
≪同一著者書籍≫
・うる星やつら [1~15全巻] ワイド版
・らんま1/2 [1~38全巻]
『めぞん一刻』(-いっこく)は高橋留美子によるラブコメディ漫画作品。及びこれを原作としたアニメ(テレビ・映画)、実写版映画、テレビドラマ作品。
【概要】
「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)誌上において、創刊号である1980年11月号から1987年の19号にかけて連載。単行本は全15巻。1992年から1993年にかけて、A5判のワイド版としても発売されている。
1986年にはアニメ化、実写映画化され、1988年にはアニメ映画も作成されている。また、2007年春にはテレビ朝日系列でテレビドラマ化される。
「時計坂」という町にある「一刻館」という名の古いアパートに住む大学生五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人音無響子を中心としたラブストーリー。1980年代のラブコメディー漫画の金字塔として名高い作品である。
人より苦労を背負い込んでしまう世渡り下手な青年・五代と、生来の鈍感さと亡き夫への操ゆえの真面目さを合わせ持つ美人管理人・響子の織り成す恋愛模様が、常識はずれの面々が住むおんぼろアパート「一刻館」を舞台に、高橋独自のリズミカルでコミカルな展開で小気味良く描かれている。
「一刻館」の名は、建物にある時計台の時計が壊れて動かないことからつけられている(道理としては、建物が建った当初は動いていたと考えられるが)。坂の途中にある時計台のあるアパート「一刻館」が街の名前になっているとも推測されるが、単なる一アパートが街の名前になっていることは謎である。一刻館に風呂は無く、住人は銭湯を利用。トイレも共同である。
物語は、すれ違いと誤解の繰り返しが基本構造となっており、この展開手法は1990年代初頭に流行したトレンディドラマに影響を与えたと言われている。携帯電話や電子メールはまだ存在せず、個人を結ぶ連絡手段が少ない時代であり、アパートには共用電話が1台、五代は貧乏で電話を引けないという設定によって生じ得た数々のすれ違いと誤解、住人たちの干渉などにより、物語が成立している。
登場人物はそれぞれが際立った個性を持っている。"非常識のかたまり"とも言える一刻館の住人をはじめとして、アクの強いキャラクターたちがおりなす奇妙でおかしな行動の数々も、物語の重要な要素である。住人の苗字には、居住する部屋番号と同じ数字が入っているが、これは高橋留美子が大ファンである筒井康隆の短編小説『死にかた』から発想を得たとも言われている。
高橋が大学時代に住んでいた中野のアパートの向かいにあった下宿屋の住人の様子が面白そうだったことから、下宿屋の人間模様を描いてみたいというのがこの作品のきっかけであり、当初は恋愛作品の予定ではなかったという。
【現実世界との繋がり】
この作品は、高橋の他作品『うる星やつら』、『らんま1/2』、『犬夜叉』などのフィクション性の高い物語とは異なり、現実的で等身大の世界観を持つ作品である。それゆえ、これらの作品は苦手としても、「『めぞん一刻』だけは大好き」というファンも多い。
「めぞん」の由来はフランス語の "maison"(家、住居)であり、「めぞん一刻」=「一刻館」を表しているが、連載開始時は意味の分からなかった読者も多かった。また、この作品名の影響から、1980年代には、「メゾン〜」と名付けられるアパートやマンションなどが増加したようである。「メゾン一刻」や「一刻館」と名付けられた建物も実在する。
執筆当時、高橋は東京都東久留米市に居住しており、本作品の舞台設定や風景描写にこの街の様子がうかがえる。例えば「時計坂駅」の外観は、西武池袋線の東久留米駅がモデルとなっている。原作中では、一刻館宛の郵便物の住所などに「練馬区」の文字が見えるが、住民票の移動に「市役所」へ行くというセリフもあり、一刻館の具体的な住所は特定できないが、23区にほど近い東京都西部の設定であると考えられる。
また、ゆかり婆ちゃんを新潟の実家へ国鉄大宮駅まで一刻館の住人らで見送りに行き、ホームで酒盛りを始めてしまうエピソードがあるが、国鉄がJRへ民営化されておらず東北・上越新幹線がまだ大宮駅を始点としていた頃の作品であることが分かる。ちなみにアニメでこのエピソードを取り上げた時には上野駅の地下新幹線ホームにかえられている。(東京駅始発になったのはこの後)
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