泣く子も黙る「陸軍中野学校」
モットーは、「謀略は誠なり」
多くの諜報マンを輩出したインテリジェンス学校
陸軍中野学校のOB,入学希望者、ファンの方、ここに集まり語ろうではありませんか。
20世紀初頭、スパイ教育は英国が400年の歴史を持ち、それが陰での支えとなって大英帝国を築いて
きた。
それに追いつかなければ、日本は相手の情報を取れなくなる。
そう考えた陸軍が創設したのが、陸軍中野学校であった。
1938年、最初「後方勤務員養成所」という名で設立した。
以下が勉強と訓練の内容である。
午前の授業:諜報・防諜・謀略・宣伝。
午後の授業:各国の政治・経済・思想・宗教。
その他、一般教養、秘密通信、写真術、変装術、解錠術などの実技。
武道は空手・剣道・柔道・忍術その他の格闘技。
語学はソ連班(ロシア語・ドイツ語)、中国班(中国語・マレー語・タイ語)、南方班(スペイン語・英語・フランス語)という形で分かれて学んだ。
それらの授業は真剣そのもので、最大限の集中力が要求された。
ノートを取ることを許されず、先生の話すことを一言一句、自分の脳裏へ焼き付けなければならなかった。
そして、2つ以上の職業のプロになることを要求された。
寝る間を惜しんで、膨大な知識を取得し、強靱な精神力をもって世界を相手に活躍したのだ。
卒業後の仕事は、諜報ばかりではない。
現地での教育も重要な任務だった。
現地の若手政治家や経済人を教育していくのである。
インドネシアのスハルト大統領など、将来の大統領や首相クラスの人間を教えていた。
困ったときには