三橋鷹女(みつはし たかじょ) 俳人
明治32年〜昭和47年(1899〜1972)
成田市田町生まれ。
本名は"たか" (通称たか子)
大正〜昭和にかけて活躍した女流俳人。。。
愛や生と死などのテーマを女性的な独自の視点でとらえた感性は
今、この現代にも何か通じるものがあると思います。。。
そんな三橋さんの句に胸打たれた方、興味をもたれた方
それぞれの思いを語り合いましょう^^。。。
句集
『向日葵(ひまわり)』 『魚の鰭(うおのひれ)』 『白骨(はっこつ)』
『羊歯地獄(しだじごく)』 『ぶな』。
代表作品
夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり (『向日葵』昭和15) ・
ひるがほに電流かよひゐはせぬか (『向日葵』昭和15) ・
みんな夢雪割草が咲いたのね (『向日葵』昭和15)※1 ・
この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 (『魚の鰭』昭和16) ・
白露や死んでゆく日も帯締めて (『白骨』昭和27) ・
鞦韆(しうせん)は漕ぐべし愛は奪ふべし (『白骨』昭和27)※2
老いながら椿となつて踊りけり (『白骨』昭和27) ・
秋の蝶です いつぽんの留針です (『羊歯地獄』昭和36) ・
薄氷へわが影ゆきて溺死せり (『羊歯地獄』昭和36) ・
千の虫鳴く一匹の狂ひ鳴き (『三橋鷹女全句集』昭和51) ・
※1 「雪割草」はサクラソウ科の多年草。深山の岩地などに生える。
※2 「鞦韆」は「ぶらんこ」のこと。
現在は成田高校裏門脇の白髪毛(しらばっけ)と呼ぶ墓地眠り
句碑には「鴨翔たば われ白髪の 媼とならむ」と刻まれている。。。
生まれ故郷成田市のHP>>http://
困ったときには