無理問答とは・・・
問う側が「○○なのに××とはこれいかに」という形式のお題を出し、答える側は「△△なのに□□と呼ぶが如し」と答えるものである。細かい言い回しは文体によって変わる事もあり統一されていない。
* 例1
問い「存在するのに犬(居ぬ)とはこれいかに」
答え「近寄ってきても猿(去る)と呼ぶが如し」
* 例2
問い「晴れの日になめても飴(雨)とはこれいかに」
答え「冬に飲んでもつゆ(梅雨)と呼ぶが如し」
* 例3
問い「1台のトラックについていても荷台(2台)とはこれいかに」
答え「2台のトラックがぶつかっても重大(10台)事故と呼ぶが如し」
このように駄洒落を使って見た場合に字面と実態が合わないものを表す。答える側は問いに似た例を答える。 駄洒落を使わずに名称の矛盾を指摘するもの、例えば「鉛筆を入れても筆箱とはこれいかに」などは不可である。
この形式の無理問答は、少なくとも江戸時代から存在していたようである。現在の品川区北品川に、「問答河岸跡」という旧跡がある。1640年、徳川家光が附近にある東海寺を訪れた際、ここで沢庵と次のような問答をしたとされる。
家光「海近くして東(遠)海寺とは是如何」
沢庵「大軍を率いて将(小)軍と謂うが如し」
引用(wikipediaより抜粋)
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