標準和名] カンパチ
[地方名] カンパチ、アカバネ、シオ
[分類] スズキ目アジ科
[分布] 天然では、熱帯・亜熱帯域に広く分布し、県内にもわずかに回遊する。
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ハマチの仲間で、褐色を帯びたカンパチ。頭の上に眉毛のような黒い線があり、上から見ると八の字に見えることから間八と呼ばれます。
暖かい海に住むカンパチなので、県内では天然物の漁獲はわずかですが、平成2年頃から本格的に養殖が行われ、最近はハマチの一部代替種として盛んに養殖されています。
鹿児島、宮崎県などでは、中国などでとれた天然の稚魚を輸入して養殖していますが、本県ではこれらの県から約1年間養殖された種苗を購入して養殖を行っています。
6月に1.2〜1.5kgの種苗を購入して、9〜12月に3.3kg前後まで養殖し、出荷しています。高水温期が適しているので、ハマチより養殖期間は短くなります。
さし身、にぎりずしの種、塩焼きなどにしますが、肉質がよく、ハマチより長時間さし身でいけるので、スーパーなどでは重宝されています。