突如として現れた音楽界期待の新星【箱入りラッキー】
Vocal.Guiter/ma-zVmen
ファズギターを掻き鳴らし切なげな声で疾走感溢れる歌声を響かせてくれる。
Bass/peco
妖精のような彼女からは想像もつかない程の重く響く重低音が箱を揺らす!
Synthesizer.点滴/chinpo
四六時中点滴を腕に刺しながらもまるで患者を労わるように機械音を自在に操るシンセの看護師。ライブ中の点滴パフォーマンスも見物。
Dram/gozipan
超絶なテクでリズムを叩きつけるのは己の肉棒!!時には裸パフォーマンスも。
最近、巷で話題の福島出身の4人組バンド箱入りラッキー。
もう、この名前だけでめちゃくちゃインパクトがありますが・・・
一度聞いたら忘れられないバンド名ってゆらゆら帝国と嘘つきバービーと彼らぐらいだと思います。
初期は「日本語のオリジナルロック」を追求していたが、デビュー後は特にこだわらなくなったようで、歌詞や曲名に英語が使われている楽曲が多くあります。
で、その肝心の音なんですが、歌謡曲+GS+ガレージ+音頭という感じです。
まあ、無理やり形容するならオカルトさがないゆらゆら帝国?
ちょっとリズムが三拍子な50回転ズ?ってな感じです。
ただ、この手のバンドにしては、ボーカルがすっきりしてます。
ゆらゆら帝国は歌声にゆらぎがあるせいか、聞きおわった後、なんとも言えない寂寥感みたいなものが残りますが・・・
聴く人によってはオルタナティブに聴こえるかも・・。
彼らの場合、音も声も作りの割りにはすっきりしてるので、けっこう楽しく聞けます。
(ギターウルフみたいに空っぽにして聞ける楽しさもあるってことです。
音も個人的にはゆらゆら帝国よりも外道の方が近いと思います。)
ただ、一方で歌詞が分裂症気味なので、飛んでるロックが聞きたい人にもおすすめです。
「東京兄貴糞ラップ」、「門限に帰る不良」、「ラッキーちゃんの唄」辺りはガレージに必須なかっこいいリフがなりまくる楽曲。
日本語でかっこいいロックが聞きたい人、ちょっとヘンテコな世界に足を踏み入れたいあなたにおすすめの新人です
ただし彼らの音は異色すぎるため、日本のパンクス君達がついて来られるかが甚だ疑問ですね。君たちにはまだちょっと早すぎたかも。
困ったときには