〈詩と音楽を歌い、奏でる〉
このようなテーマで発足した「トロッタの会」が、間もなく第9回公演を行おうとしています。第1回は2007年2月25日(日)、渋谷の松濤サロンでした。最新の第9回は、2009年9月27日(日)、エレクトーンシティ渋谷にて行われます。
回を重ねるごとに、さまざまなテーマが生まれてきました。第9回公演〈トロッタ9〉は、1回から8回までのテーマをすべて内包し、さらに新たなテーマを生み出すことでしょう。
「トロッタの会」の会は、トロッタという場所で聴いたり観たりしたことを語り合う場です。御参加ください。
トロッタ9チラシ「ご挨拶」より
太陽の陽射しと雨、吹く風と流れる雲。夏と秋がせめぎあう毎日です。エレクトーンを用いることになった第9回「トロッタの会」。海の印象が強くなりそうです。大谷歩さん作曲の『アルバ/理想の海』は、都会にいながら心に映る、青く光る海を想って詩を書きました。清道洋一さんの『アルメイダ』は、標題と同じ名の、海に浮かぶ架空の国を描いた詩をもとに作曲されます。
新たな試みがあります。今井重幸さんのシャンソンを編曲し、“新しいシャンソン”としてシリーズ化します。橘川琢さんの『花骸-はなむくろ-』は、上野雄次さんの花生けに、詩唱者を二人にして作曲するもの。田中修一さんの『ムーブメント』は、2台ピアノのための曲が、エレクトーン版に生まれ変わります。また『Venus4〜6』は、バンドネオン奏者・生水敬一朗さんの先生、アレハンドロ バルレッタさんの曲です。今井重幸さんの『青峰悠映』、橘川琢さんの『1997年 秋からの呼び声』、宮崎文香さんの『めぐりあい』。どれも作曲者の心が、海のように映る作品です。エレクトーンシティ渋谷に、どうぞお運びください。
夏が秋に向かう8月初旬 木部与巴仁
*写真は、第8回「トロッタの会」より。アンコール曲「めぐりあい」の合唱・合奏です。
困ったときには