1854年に黒船ペリーが来航した際、日本で初めて西洋のバンドが当時流行っていた大衆芸能の「ミンストレルショー」を日本人の前で演奏しました。
ペリーはこの当時最新の芸能を横浜と函館と下田で3回公演しています。かのフォスターの曲等を、バンジョーやバイオリン,ギター,フルート,タンバリン,トライアングル,ボーン(カスタネット)等で演奏しています。踊りはタップダンスのルーツの一つといわれ,バンジョーのルーツもこのミンストレルバンジョーからです。
日本には当時この事を描いた錦絵「黒船絵巻」が残されています。
またアメリカにはこの時演奏された公演チラシが残っていました。
インターネットの普及により、最近になって漸くどのような演奏をしていたのか私達にもわかるようになってきました。
この日本初来日の西洋(アメリカ)音楽バンド、演劇、について皆さんと一緒に研究調査する為のコミュニティーです。
これから少しずつ増やして行きますので、気長にお付き合い下さい。
【ホームページ】
■黒船ペリーのミンストレルショーとバンジョーの伝播:http://
※黒船ミンストレルショーで実際演奏された曲名や、その曲のオリジナルの楽譜へのリンク先を記して有ります。
関連リンク
【書籍】
■吉川弘文館「黒船来航と音楽」笠原潔著:http://
※放送大学の教授 笠原潔さんが書かれた、黒船のミンストレルショーに関して最も詳しく解説されている書籍。その笠原先生は誠に残念ながらご病気で2008年若くして他界されました。
■「横浜黒船研究会」:http://
(レフヤスさんからご紹介いただきました。) 神奈川県域のヒストリック・イベント かながわ風土記連載 作者 草間俊郎
http://
※関連記事:第一章 神奈川条約の締結 第六節 ペリー艦隊の演奏した音楽
当時の様子をアメリカ側からと日本側から見た解説があります。
■「黒船と侍」ペリー提督と日本の開国(1853-1854)マサチューセッツ工科大学2008 Visualizing Cultures :http://
※当時の画像データが充実しています。黒船に同行した画家のハイネの絵や当時日本で描かれた黒船関連の錦絵が比較されています。
【コミュニティー】
■ミンストレルバンジョーコミュニティー(Minstrel Banjo):http://
※ここ一年前より誕生した。ミンストレルバンジョーファンのアメリカのコミュニティーです。古い楽譜を元に実際にどのようにバンジョーが弾かれていたかビデオ映像で多く見る事が出来ます。
【博物館、図書館、研究所】
■アメリカ議会図書館:http://
古い楽譜等リンク先:http://
検索ページ:http://
※ミンストレルショーのオリジナルの譜面が大量にネットで公開されています。
検索ページから関連の歌詞やタイトルを入力して殆どの楽譜が見つかりました。
(但しピアノ譜、ギター譜等が殆どです。)
■JScholarshipの検索サイト (ジョンズ・ホプキンズ研究と教育的な任務と関連したデジタルの資料):https:/
※横浜公演一曲目の「Picayne Butler」の当時の楽譜はここで見つけました。
■浜松市楽器博物館:http://
※現在ミンストレル時代から1920年代の初期の頃の近代バンジョーが約760本収蔵されています。世界的にバンジョー収蔵本数最多の博物館。
【参考CD】
■The Early Minstrel Show:http://
(レフヤスさんからご紹介いただきました。)
※初期のミンストレルショーの音楽の再現を試みたCD。9曲目の「Old Uncle Ned」(Stephen C. Foster1848年作)は 横濱公演の一幕4曲目に演奏した曲。
■MINSTREL BANJO STYLE:
http://
(Robinさんからご紹介いただきました。)
※バンジョーを弾いているのは、トニー・トリシュカさん、ボブ・カーリンさんほか。上記THE EARLY MINSTREL SHOWのロバート・ワイナンスさんも参加してます。(Robin)