アナ・コーエン／Anat Cohen

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詳細 2019年9月10日 19:37更新: 米ダウンビート誌３年連続(2007-2009年)クリティックポール NO.1の実力、アナ・コーエンを応援するコミュニティーです。

■プロフィール
アナ・コーエン(Anat Cohen)
クラリネット／サックス奏者

1999年、ニューヨーク進出以来、モダンかつトラディショナルなジャズ、クラシック、ブラジリアン・ショーロ、アルゼンチン・タンゴ、アフロ・キューバン・スタイルまでをも取り込んだ新世代第一のテナー・サックス＆クラリネット奏者であり、バンドリーダー／作曲家としても既に高い完成度にある。
2008年9月、自身の４作目となるリーダー・アルバム「ノーツ・フロム・ザ・ヴィレッジ(Notes from the Village)」を発表。ニューヨークのアヴァター・スタジオでの録音作だ。ピアノ・トリオをバックとしたカルテット編成を中心に、ギターを加えたクインテット(3曲)も収録している。ファッツ・ウォーラー、ジョン・コルトレーン、サム・クックらの曲を挟みながら自身のオリジナルをフィーチャーしたこのアルバムは、ニューヨーク・タイムスやダウンビートも絶賛。ダウンビートは四つ星を付け、「コーエンは、メロディーという贈り物と変貌自在に流れるようなインプロヴィゼーションをミックス、しかもそれをいとも簡単に成し遂げてしまったようだ。今日無類の存在だ。」と評している。また、アナ本人は、「解放され、自由にチャレンジするこのバンドがライブで到達するクオリティーを求めたの。そして、私の作曲やアレンジも拡げたかったんです。」と述べている。
2007年4月、アルバム「ノア(Noir)」と「ポエティカ(Poetica)」を同時発表。ワシントン・ポスト紙は「コーエンは、輝ける期待の新星として登場した。彼女自身の独自のアクセントでジャズのヴォキャブラリーを拡げている。」と絶賛。
アナは、これまで、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガード、ジャズ・スタンダード、アイリディアムやジャズ・ギャラリーの他、JVCジャズ・フェスティバルに出演。また、ニューヨーク以外では、シカゴ・ジャズ・フェスティバル、ケネディ・センター(ワシントンD.C.)、ヨシズ(サンフランシスコ）、レガッタバー（ボストン）、ノースシー・ジャズ・フェスティバル、モンタレー・ジャズ・フェスティバル、モントリオール・ジャズ・フェスティバルなどに出演している。2007年7月のヴィレッジ・ヴァンガードは、同クラブでヘッドライナーを務めた最初のイスラエル女性プレイヤーとして歴史に刻まれた。
2007年、2008年、２年連続で米ダウンビート誌クリティックポール新人クラリネット奏者部門第１位。新人ジャズアーティスト他４部門でも上位にランク。全米批評家協会でもやはり2007年、2008年、２年連続でクラリネティスト・オブ・ジ・イヤー(第１位）に選ばれている。
イスラエル、テルアヴィブ生まれ。音楽を学ぶ兄弟と共に育つ。長男で兄のユヴァルはサックス奏者、次男で弟のアヴィシャイはニューヨークで活躍する名トランペッターの一人として知られている。アナは12才でクラリネットを学び始め、初めてジャズをプレイしたのはデキシーランドジャズバンドでのことだった。16才のとき、学校のビッグバンドに加入、テナー・サックスを吹く。Thelma Yelin芸術高校に入学、ジャズを専攻。卒業後、1993-95年、イスラエル空軍バンドでテナー・サックスを吹く。1996年米国ボストンのバークリー音楽大学に入り、フィル・ウィルソンをはじめ、グレッグ・ホプキンス、エド・トマッシィ、ハル・クルック、ジョージ・ガゾーン、ジョージ・ピアースらに出会う。バークリー在学中、学校の休みにニューヨークを訪れ、ワールド・ミュージックやメインストリーム・ジャズなど様々な音楽から触発を受けた他、ジェイソン・リンドナーやオマー・アヴィタルらに出会う。2005年、デビューCD「プレイス・アンド・タイム(Place and Time)」は、All About Jazz New YorkのBest Debut Albums of 2005に選ばれる。
2009年8月19日、「Notes from the Village」(QACK-35001)、「Noir」(QACK-35002)の２作のCDが国内発売された。また、関連作品「Waverly Seven／Yo! Bobby」(QACK-35003-4)にもリーダー格で参加している。
発売元：T&Kエンタテインメント
販売元：コロムビアミュージックエンタテインメント