かつて消費者運動は、商品の安全性を求めるための運動が主流だった。
しかし、世界消費者連盟(CI)の、1993年以降のスローガンは、「持続可能な消費」である。世界の消費者運動は、「自分達の安全」から、「持続可能な社会の実現」へと、舵を切った。言うまでもなくそれは、「持続可能で安全な社会」のことであり、消費者のバイイングパワーを利用して、持続不可能な現在の生産システムを改革しようとする試みである。
違法伐採された木材を購入しないこと、森林を破壊するパームオイルや大豆油を利用しないこと、武器製造会社の販売する他の製品を購入しないこと、違法なダイアモンドを購入しないこと、労働条件の劣悪な企業の製品を購入しないこと、環境を破壊する企業の商品を購入しないこと。
同時に、倫理的な企業の製品を購入すること、環境を保護しようとする企業の製品を購入すること、労働条件を改善し、地域コミュニティに貢献しようとする企業の製品を購入すること。
世界の人口は、68億人。一人一人に力はなくても、この力を合わせれば、これほど大きな力はない。一人一人の消費者が、毎日何かを買うときに、「良い会社」の製品だけを購入すれば、世界を変える大きな力になる。一人一人の個人が、倫理的消費者(エチカル・コンシューマー)であること。それによって、私たちは、世界を変えることができるはず。
その第一歩として、倫理的消費者(エチカル・コンシューマー)に関する情報交換のためにコミュを立ち上げます。
困ったときには