- 詳細 2025年4月26日 23:47更新
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林真理子さんの「白蓮れんれん」を読み興味を持ちました。「白蓮れんれん」は、1994年中央出版より刊行され翌年第8回柴田錬三郎賞受賞。
白蓮(びゃくれん)
柳原��子は、明治18年に柳原伯爵家に生まれ、華族学校を中退して16歳で北小路資武と結婚します。
6年後、離婚し明治45年、27歳で九州の炭鉱王伊藤伝右衛門と再婚。
歌を詠み「筑紫の女王」と呼ばれますが、宮崎龍介と出会い、大正11年に新聞で「白蓮の絶縁状」を公開し、夫・伝衛門に三行半をつきつけて若い恋人のもとに走り駆け落ちします。(白蓮事件)
「白蓮事件」は白蓮が、大正天皇の従妹であったこともあいまって大正の時代、世間を騒がせた大スキャンダルでした。その後、苦難の後関東大震災の大変な時代を経て...
大正12年龍介と再婚し、一男一女をもうけ、歌人としては、佐々木信綱を師とし歌誌『心の花』に作品を発表します。戦後は息子の戦死をきっかけに平和運動に参加し、昭和42年81歳で亡くなります。
林真理子さんの「白蓮れんれん」は、白蓮と宮崎龍介との700通に余る往復書簡(門外不出であった書簡)をもとに描かれた作品。
写真からも伺える、すい込まれるような涼やかな品のあるお顔立ちの白蓮。
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