皆様がご存知の通り、柳田國男先生が祖となる学問民俗学。その民俗学が現在、危機的状況にあるのはご存知ですか?
以前から様々指摘されている通り、明確な方法論の欠如、民俗学、社会学など近隣諸学問との境界の曖昧さなど、民俗学のアイデンティティは昔から脆いものです。
現在になり、民俗学はその対象の多くを時代の流れにより、失っております。現代民俗学や環境民俗学と言った時代の流れに即した民俗学が孤軍奮闘しておりますが、状況はあまり芳しくありません。このままでは、民俗学は時代の流れに取り残された学問、時代の中にのみ存在した学問となってしまいます。
と、ここまでは真面目に書きました。学問分野の中での民俗学の位置づけは大旨この通りでしょう。しかし、民俗学を学問の範囲に区切って考えるだけで良いのでしょうか?
民俗学は、それを専門に勉強していない人でも気軽に触れることの出来るものです。だけど、一歩踏み込むとそこには学問という壁が大きく存在しています。例えるなら、すっごく優しくておっとりとしていたんだけど、いざ付き合ってみるととても理論的で融通が利かなく、突き放す異性というところです。
確かに昨今の民俗学ブームの中で、専門に学んでいる人だったら鼻で笑ってしまう様なものに民俗学とでかでかと名前が掲げられたものも多いでしょう。だが、それも民俗学が時代に取り残されないための、一つのツールだと考えています。
そこで、このコミュでは「飽くまで学問だから」などと敬遠していたかたも、「本当に民俗学は危ない」と懸念され、専門に勉強している人も一緒になって民俗学が以降も生き残っていく術を考えていく場にしたいと思います。
「そんな事言われても、私の意見はあまりにも稚拙過ぎて…」と言う方も気軽にバンバン考えを披露して下さい!!漫画、小説、ドラマなどもOK!!小説などを書いている人は宣伝してくれてもかまいません。
とにかく、何でも良いので生き残る方法を考え、皆さんで話し合っていきましょう。
カテゴリも敢えて学問ではなくさせていただきました。
ただし!身勝手な中傷などは厳禁です。
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