〜 天使 の 森 〜
浅草の ちっちゃいクラブに躍りに行った。
明け方、帰り道、友達何人かで大通りを歩いた。
大通りの商店街のお店のシャッターの前に、太った女の子が シャッターにもたれて眠っていた。
ん?
と思って その女の子の前を 見たら、その女の子のお母さんなのか、おばあちゃんなのか 知り合いなのかわからないけど、女の人が 同じようにシャッターにもたれて眠っていた。
もう一度、女の子を見た。
二十歳位の女の子
精神遅滞 の 子 だ。
足が、異常にむくんでる。 足を投げ出して寝てる。
通り過ぎた。
何年も前の事なのに、毎日毎日、思い出す。
あんな天使みたいな子供が、シャッターの前で 眠らないといけない社会なんだ。
私に出来る事ないか。
毎日毎日 考える。
あの子達は、要求が
ない。
もし、あったとしても声に、言葉に出来ない。
与えられたものが 全てなのだ。
シャッターの前で眠る事が 彼女にとって、自然なのだ。
そんな 社会に私は 生きてる。同じ時間を生きてる。
シャッターの前で眠る事が 自然か
通常か
私は 同じ時間、この世界を生きてる事が情けない。
本当に天使みたいな人達 。
争う心、責める心、疑う心がない。
私は、彼女達、彼ら達の 安心して眠れる場所を作りたい。
野菜作って 暮らせる場所を 作りたい。
警視庁で働いてる人に聞いてみた。
あの子達は どうして あそこで眠らないとならないの?
行政に聞いてみた
あの子達が安心して眠る場所は ないの?
涙が出る。
あんな無邪気な人達の眠る場所 位ないんかい
毎日毎日 考えてたら、どんどん 地球規模になってきた。
地球に こんな子供達が 今 同じ時間に あんな風に生きてるのおかしい。
世界各国軍事費 あんなに使って このちっちゃい地球村 を 壊そうとしてる
このちっちゃい地球村 川向こうに 核 落としたら、 こっちの川も汚れるっちゅーの
あんな莫大な軍事費
いっこも いらんよ。
世界各国、それぞれの思いがあろうが、地球ぶっ壊してどうするよ。
軍事費なくなったら、あの子達の眠る場所、安心して眠れるスペース作れるよ。
私に出来る事ないか 毎日 考える。
困ったときには