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ザ・コブラ

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詳細 2020年6月7日 09:40更新

昭和プロレス史に鈍く輝く伝説のマスクマン、
「ザ・コブラ」

それは新日本プロレスが「キング・オブ・スポーツ」を体現し
金曜8時に燦然と輝いていた頃のものがたり。


人気絶頂を誇っていた初代タイガーマスクが突如、
契約解消をフロントに突きつけ、強引に引退を表明した
1983年8月。
焦った新日本プロレスが取り急ぎ用意した?
謎のマスクマン、それが「ザ・コブラ」。

同年11月3日、蔵前国技館における
デイビーボーイ・スミス戦でデビュー。
ある意味、伝説の試合である。
(ちなみに試合で膝を故障、このまま長期欠場)
試合終盤、「たっかーの、たっかーの」というコールが
会場から湧いたことも手伝い、
正体も初戦で周知されることとなってしまった。

当時は体格の良さと基礎フィジカルの部分が高く評価され
成人男子層にはファンが多かったらしい。

実績としては、一応、元NWAジュニアヘビー級王者である。

IWGPジュニアヘビー級王座創設の際には
初代王者を越中詩郎と争い、一進一退の攻防の末、
・・敗れている。


その後、親日ジュニアは越中・高田の名勝負数え歌、
山崎一夫参戦、小林邦昭の親日復帰、
ジャパンの申し子・馳浩の登場などで
マスクマンの立ち位置は微妙なものになっていく。


時代の歪みのなかで静かにマスクを脱いだ
「ザ・コブラ」。
必殺技として一部マスコミで報道されていた
「スコードロン・サンダー」は、
一度も公式戦で放たれるれることはなかったという。

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カテゴリ
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