ニューヨーク、ウォール街。メリウェザー・マークス社は大手の金融会社で、トップのカイザー(ドナルド・モファット)の指導の元、大勢の社員達が日々生き馬の目を抜くマネーゲームを繰り広げていた。カイザーの孫デイト(ジョージ・ニューバーン)は、優秀な頭脳と鋭い投資眼を持ち、トレーディングフロアの中心的存在だ。研修中のスタッフからも憧れの存在であるデイト、今彼の頭は半年後にメリウェザーから独立し仲間達と新しい会社を作る計画でイッパイだったのだ。
そんなとき、デイト達の計画が経済誌にスクープされ、デイト達は即刻退社せざるを得なくなる。動揺する仲間のコーリー、マーティー、アリソンを説得してデイトは新しい事業を始めることにする。元々計画に参加しないと言っていたマリッサだけはメリウェザーに残る。研修中のカーソンは、デイトに何度も電話をしていたことから、会社に反逆する一味だと思われ解雇されてしまった。
コーリーのアパートを事務所がわりに仕事を始めたデイト達だったが、カイザーの妨害で取引はなかなか上手くいかなかった。唯一の顧客だったブリッジウォーターも代理人ラスキーが仕組んだ策略が命取りとなり、契約無効を言い渡してきた。ウォール街で孤立無援となったデイト達だが策略家ラスキーを一味に引き込むことをオファーする。好感触だったが即答を避けたラスキー。彼と恋愛関係にあるアリソンは複雑な思いで彼を見守っていた。
やがてメリウェザーに残ったマリッサも会社に嫌気が差してデイト達の戦線に加わった。役者はそろった。明日のウォール街は自分たちが動かしていく。デイト達は一歩を踏み出したのだ。
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