東京都中央区立佃中学校。
かつてそこに読書部が存在した。
その当時かれらは最先端の思想集団で、
映像作品の製作や自作書の出版、崇高なエロスを題材にした本を率先して読み、
走り、わめきちらした。
読書部はマイノリティのたまり場という側面があった。
マイノリティは集まることでマジョリティという肩書きを得るが、
読書部という集団がマイノリティであることに変わりはない。
つまりサブカルである。
顧問の先生がイカしていた。
というよりイカれていた。
「ギムネマ」とよばれる茶色い錠剤を服用していたからかもしれない。
読書部はもうない。