精神系のコミュは数多とあるようですが、
回避性人格障害に特化したコミュがないよ
うなので作ってみた次第です。
皆さん、ご存じだとは思いますが、一応、回避
性人格障害についての概要を下記します。
社会的な問題となっているNEETやひきこもりの
多くが回避性人格障害の症状と一致するという
報告もあり、もはや無視できない人格障害の一
つとなっているそうです。
DSM-IVでは人格障害を3つの大きな分類とその下
に10の人格障害に分類されています。3つの大き
な分類はクラスターA,B,Cという風に分かれていま
す。
クラスターC
不安や心配が強い特徴を持つ。
(回避性人格障害、依存性人格障害、
強迫性人格障害)
■DSM-IVより回避性人格障害について抜粋
社会的な制止、および否定的評価に対して非常に過敏
な反応を示す状態。成人期の早期に始まり、以下のう
ち4つ以上当てはまるとき、診断される。
1)批判、不承認、または拒絶に対する恐怖のため
に、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。
2)好かれていると確信できなければ、人と関係を
持ちたいと思わない。
3)恥をかかされること、またはばかにされること
を恐れるために、親密な関係の中でも遠慮を示
す。
4)社会的な状況で、批判されること、または拒絶
されることに心がとらわれている。
5)うまくできていないという感じを持つと、新し
い対人関係状況で制止が起こる。
6)自分は社会的に不適切な人である、人間として
長所がないまたは他の人より劣っていると思っ
ている。
7)恥ずかしいことになるかもしれないという理由
で、個人的な危険をおかすこと、または何か新
しい活動に取りかかることに、異常なほど引っ
込み思案である。
*拒絶に対して極端な感受性を示し、それがために
社会的に引きこもりますが、非社交的ではなく、
人と交際することを強く望む、寂しがり屋という
感じです。
■人間関係は表面的そして形式的になってしまいが
ちなので、ごく親しい友人とのみ関係を持ってい
ることが多いようです。 とはいっても、このタ
イプの人たちは「人間嫌い」ではありません。逆
に、人間関係を求める気持ちはかなり強く、一番
の関心事でもあるのです(これが分裂病質人格障害
との違いです)。
それにも関わらず、このタイプの人が人間関係から
距離を保たざるを得ないのは、自己評価と自己理想
とのバランスの悪さが影響しているようです。
「社会的に認められている」「美人である」「才能
がある」など、「〜のときだけ、自分はOKである
」という限定が強すぎるのです。ある意味、自分で
自分の首を絞めているような気がしてなりません。
*備考 DSM-IVとは、アメリカ精神医学会の
『精神障害の診断・統計マニュアル』
(Diagnostic and Statistical Manual
of Mental Disorders)の第4版です。
困ったときには