2004年に結成されたと思われる伝説の3ピースバンド。
リアリティとリアリズム、日常と非日常。
それぞれの間には分厚い壁がしっかりと横たわっていて、どちらからも侵攻の余地はない。
しかし、ヒヤシ・ラーメンズの性急な攻撃性の前では、そんな壁は無用の長物と化してしまう。
60年代のバーズを彷彿とさせるギター・ポップ・バンドとしてデビューして以来、ストゥージズ/MC5のようなガレージ、大傑作アルバム『H-I-J』でのアシッド・ハウス、メンフィス録音によるストーンズへの接近……など常に確信犯的にサウンド・スタイルを変え、それらすべてをアナーキーなパンク・スピリットと実験的ファンクネスで消化していく様は、全音楽シーンに爆弾を投下する爆撃機のようだ。
メンバーはMT.ROCK、S・H、J・miyaの3人。3rdアルバム「ナチュラルスロウ」が2007年のゴールデンディスクに選出され、最強のパンク・オーケストラとなったスクリーム・ギャング。彼らの繰り広げる邪悪なグルーヴを手なずけることは、もはや誰にもできない。
初期ギターロックの音源は今となっては入手が困難で、ネットオークションにも殆ど見られないが、ここ近年の音源はネット上を探せばダウンロードして聴くことが可能。
ファン達からは「ヒヤシ」の愛称で呼ばれる。あなたもヒヤシに触れて見て触って可愛がってほしい。
困ったときには