送りたい人がいる。
遺影(いえい)とは、物故者を偲ぶために、作られる写真もしくは、肖像画。
通常は葬儀の時に飾られる、自宅では床の間に代々飾られる事が多い。通常は胸から上の肖像であり、特に写真の場合、スナップ写真から本人だけを抜き取る事が出来る。通常は四つ切というサイズで引き伸ばされ、社葬や団体葬など大きな葬儀の時はもっと大きなサイズに引き伸ばされる。葬儀の後は、代々のご先祖様とともに仏間に飾られる。
私たちの目の前には、送りたい人がいます。
送る者は、悲しみの気持ちを抑えつつも感謝を込めて送り出します。
そして送られる者は、新しい世界を求め安らかな気持ちで旅立ってゆきます。
送られる者は私たちの世界から消えていくのでしょうか。
答えは、「いいえ。」
そこに彼らがいなくとも
慕っていた彼らの記憶は残ります。
遺影として。
あなたのことは、忘れません。
きっと、ずっと、忘れません。
そこに、遺影があるかぎり。
困ったときには