「行動援護」とは、主に知的障害(その中でも特に自閉症スペクトラム)や精神障害のある方の移動(外出)支援にかかわる地域生活支援系の福祉サービスです。
想定した主たる利用者の比重としては、実態はさておき成人よりも児童を中心に考えられています。なぜなら、二次障害や誤学習(行動障害ともいいます)を未然に防ぐ為の予防的視点が大事だからです。
成人の方も、当然行動問題の軽減や改善は必要です。身体障害と異なり、見た目だけでは周囲に分かりづらい障害を抱えている方々が社会参加をしていくことで(支援者はその推進、啓発をすることで)確実にその地域は輝いたものになると確信しております。
ハンディを抱える方々を排除してはいけません。隔離なんてもっての他です。しかしながら、そのためには科学的な方法論が必要です。支援者(ヘルパー)には、熱い情熱と、冷静な判断力と、高い支援技術が要求されます。
参加者の皆様、どうぞ勉強して下さい。自分もします。情報交換してまいりましょう。ネットワークが大事です。高齢者の問題、児童虐待の問題、非行の問題、すべて根っこは一緒の筈です。どれも同じ社会で起こっている現象なのですから。福祉に関係しない業種の方にも、人事と思わずに是非関心をもっていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
困ったときには