医学物理士

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詳細 2024年4月23日 21:59更新: 医学物理士の方はもちろん、医学物理士を目指している方や興味のある方のためのコミュニティーです。

以下、医学物理士会のホームページ
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5207/
から抜粋

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1 医学物理（学）について
医学物理学とは物理工学の知識・成果を医学に応用・活用する学術分野である。

2 医学物理士について
医学物理士とは、放射線を用いた医療が適切に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職である。

診断分野においては、医師と連携を取り、診断的有用性と安全性のバランスを保ち、診療放射線技師と協力し、診断装置および診断画像の品質管理・保証を実施する。また、放射線診断に関する医学物理学的研究開発を行う。

治療分野においては、医師と連携を取り、治療計画の最適化を行い、診療放射線技師および放射線治療品質管理士と協力し、治療装置の品質管理・保証を行う。また、放射線治療に関する医学物理学的研究開発を行う。さらに、患者体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認し、医師の処方通り治療が行われていることを担保する。

3 治療分野における医学物理士の業務
ここでは特に関与が必要とされている治療分野における医学物理士の業務について示す。今後、診断分野における医学物理士業務についても示していく。
治療分野における医学物理士業務として以下があげられる。医師や診療放射線技師、放射線治療品質管理士の業務との重複もあるが、医学物理学の観点から関与するという点において異なる。

(ア) 治療計画における照射線量分布の最適化および評価
(イ) 治療装置・関連機器の受け入れ試験（アクセプタンステスト）・コミッショニングの計画、実施、評価
(ウ) 治療装置・関連機器の品質管理・保証の計画、実施、評価
(エ) 治療精度の検証、評価
(オ) 放射線治療の発展に貢献する研究開発
(カ) 医学物理学に関する教育
(キ) 患者への放射線治療に関する医学物理的質問に対する説明

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医学物理士認定規定で認定されている医学物理士は日本では２０１０年２月現在４８８人です。仕事の内容的には医学物理士と同じようなことをやっている人は認定された医学物理士の倍かあるいはそれ以上います。ただ、米国では医学物理士は４０００人程度、ＡＡＰＭ、人口が日本の半分以下のヨーロッパの先進国でも１０００人近くいると言われています。少なくとも人数だけからみますと、欧米の医療先進国よりも医学物理士の数が圧倒的に少ないのが現実です。

　認定されている医学物理士は日本医学放射線学会と日本医学放射線物理学会の会員です。医学物理士のうちの何割かは日本医学物理学会、日本放射線技術学会、日本核医学会、日本医用画像工学会、日本放射線腫瘍学会等の会員です。

今はまだ国家資格ではないのですが、厚生労働省に申請中です。

学部や大学院で医学物理士育成コースを設けている大学があり教育を受けることができますが、今年始まったばかりのところもあり、まだ日本では新しい分野(世界に遅れを取ってるだけ？)みたいですね。

これから需要が増えてくるであろう医学物理士について情報交換しましょう。

◆リンク◆
医学物理士会（医学物理士認定試験過去問題2009年度解答例）
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5207/

日本医学物理学会
http://www.jsmp.org/

放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/index.html

日本医学放射線学会（医学物理士認定試験過去問題2005～2008年度）
http://www.radiology.jp/modules/formember/index.php?id=7

医学物理士の教育に関するスライド
http://www.ph-career.org/medphys/date.pdf

医学物理士認定機構（医学物理士認定試験過去問題2009～2010年度）
http://www.jbmp.org/contents/intro.html

粒子線がん治療に係る人材育成プログラム
http://www.pt-jinzai.com/

医学物理夏の学校
http://www.clg.niigata-u.ac.jp/~swada/SummerSeminar/JSMPwebsummerseminarhome.htm

医学物理とはどのような学問であるか？
http://www.jsmp.org/news/100628.pdf