フランチェスコ・メーリは、これからのイタリアを代表する最高のテノールになると確信した。私は、1昨年ヴェローナでセヴィリアの理髪師を聞いた時も素晴らしかったが、2009年1月パルマで十字軍のロンバルト人たちを聞いて、これからのイタリアのテノールを背負って立つのはこの人しかいないと確信した。メッリの特徴は、ロッシーニ、モーツァルトなど比較的軽い声のものからヴェルディ中期の作品まで歌う幅の広さと、高音の伸びが素晴らしい。
1980年ジェノヴァに生まれる。17歳の時歌をソプラノのノルマ・プラシオスに学び始め、その後ジェノヴァのパガニーニ音楽院で勉強し、そのころヴィットリオ・テラノヴァに学ぶ。
2002年スポレートの夏の2つの世界の音楽祭でマクベス、プッチーニのグロリア・ミサなどを歌いオペラデビュー。その後サヴォナのテアトロ・ジャコーザで、ドンジョヴァン二、愛の妙薬に出演、リスボンのマノン・レスコーに出演。ボローニャで愛の妙薬、ロンバルジアオペラサーキットにて夢遊病の娘に出演。ヴェネツィアのフェニーチェのランメルモールのルチア、ピーアデトロメイに出演。
フィレンツェでコジ・ファントッテ、2005年ムーティ指揮のスカラ座にてオテロ
に出演。
その年ぺーザロのロッシーニフェスティバルにて「ビアンカ・とフェリエーロ」に出演。ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場にてドン・ジョヴァン二、スカラ座にてイドメネオ、2007年ヴェローナにてセヴィリアの理髪師、3月にヴェローナのテアトロ・フィラーモ二コにてアンナ・ボレーナ、2009年1月パルマにて
十字軍のロンバルト人たちに出演。
将来最も期待されるイタリア人のテノール。
困ったときには