ベン・シャーン(1898〜1969)
戦前、戦後のアメリカを代表する画家です。リトアニアのユダヤ人家庭に生まれ、8歳の時家族とともにニューヨークに移住。13歳の時から石版画工房で見習いとして働きながら夜間の美術学校で版画や絵画の技術を学びました。
1930年代初頭、シャーンは世界中を揺るがした不況のなかで「ドレフュス事件」「サッコとヴァンゼッティ事件」など無実の人々が捕らえられた事件をテーマに連作を発表し、社会問題を告発する画家として注目されるようになりました。庶民の何気ない日常を描いた《サンデー・ペインティング》と呼ばれる作品群を制作しました。さらに、戦争の悲惨さを訴えるポスター、労働組合活動のためのポスターなども描きました。
アンディ・ウォーホールや日本の和田誠さんや山藤章二さんなどにも影響を与えたベン・シャーン。その魅力を語りましょう。
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