レオス・カラックス監督作品
99年カンヌ国際映画祭正式出品作品
カンヌ国際映画祭では、賛否両論が巻き起こったという。
とある雑誌では絶賛、またある雑誌では酷評。
原作はメルヴィルが「白鯨」の翌年に執筆した
問題作「ピエール」
ぼくらは深く、深く、もっと深く、
深く降りてゆかねばならない
降りて、降りて、立抗の階段の降りてゆくところまで
降りてゆかねばならないが、
それでも終わりはない
ーハーマン・メルビィル 「ピエール」。
音楽は鬼才 スコット・ウォーカー
○ストーリー
主人公ピエールは、裕福な名門の出で、(小説家として)一応の成功も 収めている。
婚約者との結婚を控えた映画の冒頭は、鮮やかな色彩と眩しいばかりの光に満ちている。
だがそこに、血の繋がっているかもしれない「姉」が現れる。
ピエールが象徴する光と対峙するかのごとく、「姉」イザベルは、闇の中に描き出される。
戦争の中を彷徨い、行き場も分からずに、今また森の中を彷徨うイザベル。
ピエールにとっての影の部分とも言えるイザベルと、イザベルにとっての光とも言えるピエールが、互いに手を差し伸べあい、一つになろうとするときから、映画は加速度的に崩壊へと向かってひた走る。
「はじめまして」はこちらにどうぞ
http://
ポーラX、Pola X、