安らぎに満ちた家庭、
やりがいのある楽しい仕事、
いくつになってもパパの1番の娘・・・・・・。
すべてを叶えようとして、
力尽き、途方に暮れる私。
教えて、かけ違えたボタンはどれ?
私もう、何日も笑っていない。あの頃のようには・・・・・・。
あの頃、・・・・・・。
ふざけてパパを突き落としたプール。
水面のきらめきに揺れるパパの笑顔。
初めてのステップを教えてくれたのはパパ。
リズミカルな音楽がバラードに変わり、
ダンスするパパの影が、いつもと少し違うママの影と重なる・・・・・・。
どんな記憶にも香りがある。私の香りには庭に咲き誇るママの薔薇。
どうか、もう少しだけあの頃の夢をなぞらせて、
甘い思い出に包まれて、きっと立てる、もう1度この足で。