近年、隣近所の助け合い活動が希薄になっています。フランスのパリで孤独死が多くなったことがあって食事と飲み物を持ち寄って「隣人まつり」として年に数回、「集う」ことが提案されました。この活動は、ヨーロッパからアジアへと広がりつつあって、日本でも新宿などで開催されテレビ報道もありました。
おなじような主旨で「ふれあいいきいきサロン」活動が社会福祉協議会を中心として広がっています。
都市化が進行した地域では、マンションや商店街など小地域活動の隣近所版として「隣人まつり」という企画は必要だと思います。
このような地域福祉や地域力を創り出すためにも「パーティ力」という、「他人と関わり合う力」や「集う力」を必要としているのではないでしょうか。
例えば、「キャンドル」を囲んでエコロジカルな時間を創りませんか、大学のキャンパスで、学部を超えて、学年を超えて、自然体で「集う」こと、それもアルコール抜きで、時間を創りませんか。
この「隣人まつり」のコミュニティは、心からホットできる時間と場所を考えるコミュニティです。
このコミュニティのシンボルは「フクロウ」です。
最近でも、
1999年にフランス・パリで始まったLa fete des voisins。
年に一度住人たちが集まって、飲み物や食べ物を持ち合い、楽しいひと時を過ごそうという趣旨のおまつり。以来大きなムーブメントとなって世界中にひろがっていきました。本来楽しいことであるはずの近所付き合いを億劫なものとして捉えていないでしょうか。豊かといわれている国に、孤独を感じて生きている人々が多いのは皮肉なことです。
いつも会わなくても、会ったときに気持ちよく挨拶を交わせる近隣関係をつくり、人と人とのふれあいに生きる喜びを感じる。そんな本来あるべき姿に社会をデザインしなおすためにも隣人祭は、とてもよいきっかけとなるでしょう。なお、住人祭という名称も使用されていて少しずつ広めていきたいと考えています。
この“隣人祭り”ともよばれる住人祭は、たとえば、無印良品という会社では住人祭として、この祭りを多くの人に知ってもらうため、セミナーや展示会を企画しているようです。「このおまつりを実践している仲間たちのお話しを聞く場を設け、実際に住人祭の楽しさを体験してもらおうと思っています。ぜひこれらの企画にご参加いただき、住人祭のイメージを膨らまして、そしてご自身のまわりで住人祭をはじめてみてはいかがでしょうか。」と提案しています。