ポーランドの民族舞踊は、ヨーロッパ舞踊との交流の歴史と近隣諸国との交流の関係から非常に多様であります。 また、ポーランドの民族舞踊と民俗音楽は互いに密接な関係にあり、その特徴はリズムを変化させるテンポ・ルバトにあります。
16世紀には、ドイツ、スウェーデン、ハンガリー、イギリスおよびオランダなどで収集された音楽の中に、ポーランド・スタイルを真似た踊りを多く見出すことが出来ます。17世紀において、ポーランドの弱体化に乗じて領土内に進入したスウェーデン軍はポーランドの踊りを本国に持ち帰りました。今でも、ポルスカなどにスウェーデンの民族舞踊の中にこれらの名残があります。
18世紀には、ポーランド国家の衰退、滅亡があったにもかかわらず、当時のヨーロッパの舞踏会において、ポロネーズが必ず踊られていたように、ポーランド舞踊は広くヨーロッパで流行していました。19世紀になると、マズルカやポルカ・マズルカなど、ヨーロッパ全土にポーランド舞踊の再来が起こりました。
ポーランドの民族舞踊には、ポーランドの舞踊を代表するナショナル・ダンスと、各地域で踊られているレイジョナル・ダンス(フォーク・ダンス)があります。
困ったときには