*川尾朋子*
6歳より書を学び、公募展/国際展などで多数受賞。
近年は、マチエールにこだわった独自の墨の抽象作品を国内外で発表。
主にモノクロームの狭間にある繊細で透明な色調表現によって、自身の心象・感覚世界を模索している。
展覧会出展のほか、店舗の内装作品、ロゴ・グッズのデザインなど多方面に於いて精力的に活動を展開。
2004年より祥洲氏に師事。
1977年生まれ 同志社女子大学卒
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第二十五回読売紙上展中央審査 最優秀賞受賞
第二回傳山国際書法展 (中国) 山西民族博物館賞受賞
第三回傳山国際書法展(中国) 山西民族博物館賞受賞
傅山生誕400周年精鋭作家国際書法展 招待出品
第三回黒龍江國際文化芸術の冬 芸術作品展 銀賞
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川尾朋子個展「眩暈memai」に寄せて
心と身体は、決して分離することはできない。心が病むとき、身体も病む。
「平衡感覚の乱れ」は、川尾の心と身体に癒えることのない痕跡を残してきたが、墨という表現媒体を得た時、川尾は一人の表現者として蘇生した。「不安定、アンバランス、不調和、不協和」… 全てのマイナス要因因はプラスに、「眩暈memai」の世界に差し込む一条の光として聖別され、多くの孤独な魂に向って光り輝く。
宗像克元(書道編集者)