アメリカ映画 ドミノ Domino(2005)
実在した賞金稼ぎ、ドミノ・ハーヴェイの伝記映画。
名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンに生まれたドミノ(キーラ・ナイトレイ)は、恵まれた特権階級の生活を送りながらも何か満たされない思いを抱えていた。ロサンゼルスに移り住んだ後、彼女に大きな転機がやってくる。新聞で偶然見つけた『バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)募集』の文字。湧き立つ気持ちを抑えられないドミノは、なかば強引にバウンティ・ハンターの仲間入りを果たす。そして、エド(ミッキー・ローク)やチョコ(エドガー・ラミレス)ら仲間とともに、死と隣り合わせのスリルに魅入られていく……。
モデルから賞金稼ぎへと転身――このドミノ・ハーヴェイの数奇な人生に目をつけたのは、『トップガン』『トゥルー・ロマンス』と常にスタイリッシュな作風でヒットを連発するトニー・スコット監督。本作でも凝りに凝った画像処理とスピード感溢れる編集で、一級のアクション映画に仕上げている。そして何と言っても注目は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ラブ・アクチュアリー』のキーラ・ナイトレイが、これまでのイメージを一新するタフな女性を演じて新境地を拓いていることだ。なお、モデルとなったドミノ・ハーヴェイ本人は、この映画の完成を待たずして、今年6月に35歳で謎の死をとげている。 (引用 goo映画)