俺は静岡のミック・ジャガーさ
「静岡ロックンロール組合」の再発盤!!
DECKRECより、2008年11月5日全国一斉発売決定!
静岡ロックンロール組合 「永久保存盤」
発売日 2008年11月5日
品番 DCRC-0061
定価 \2,625(税抜価格\2,500)
01.シャンのロック
02.レインボウクイーン
03.お金がいちばん
04.とんずらブルース
05.ロックンロールNO.1
06.女と赤い花
07.今夜はバッチリ
08.徹夜ブギウギ
09.A39
10.川合節
11.ばかっちょい
12.メンフィス(ボーナストラック)
<作品解説>
60年代〜70年代、欧米のロック・ミュージックの洗礼を受け、わが国でも自分たちの国の言葉で「ロック」を演奏し始めたグループが出現し始めた。
村八分、外道、はっぴいえんど、カルメンマキ&OZ、フラワートラベリンバンド、サディスティック・ミカ・バンド、キャロル etc・・・さまざまなグループがメジャーのレコード会社と契約を掴んで活動し、日本ロック史に名前を残した。
それらのロック・グループの認知度も評価も定着した感のある現在、近年マニアの間で熱い視線が送られ再評価が目覚しいのが、70年代邦楽の「自主盤」である。
インディーズという観念が無かった「プロ」と「アマチュア」の境目がハッキリと区別されていた時代。
米英国ですらパンク・ムーブメント前夜。そんな時代に、「DO IT YOURSELF」の精神で、自分たちの作品をメジャーのレコード会社に頼らず(相手にされず)発表していたグループが小数ではあるが、日本全国に存在していた。
それらのグループの殆どは当時日本のレコード会社が理解するには、イビツで尖がっていて、生々しく、未熟(純粋)であった。
今回紹介する「静岡ロックンロール組合こそ、その「自主盤」の中でもとびっきりの原石であり、現在の価値観を持って接した場合、国宝級な宝石の大発掘である!
1973年(昭和48年)静岡県の高校生が、完全自主制作した完全D.I.Yスタイル!
純度120%のティーンネイジ・ロック!思春期が生み出した妄想ブルース!
耳に残って離れない独自の語感を持ち、学校では教えてくれないことを歌った、ひらがなロックンロール!
ハードロックやプログレ、フォーク・ミュージックが全盛だった時代に、先祖返りをしたような原始的なロックンロールと、ルーズなブルースを、初期衝動と怒りをこめて爆音でプレイした。
このバンドには歌い手が2人存在した。
不出世で不世出のロック・シンガー「シャン」その子供声なシャウトは、まるで世の中のすべてを笑い飛ばし吐き捨てているようだ。
シャンとは対照的に、しゃがれた喉を搾り出すようなブルース・シンガー「チャーリー」の唸り声は、マックラ闇な青春への恨み節にも聞こえる。
「東の村八分」「早過ぎたRCサクセション」との異名を持ち、オリジナル盤は、現在10万円前後の高値で取引されているウルトラ激レア盤!
日本のロック史では語られなかった名盤!
なお今回はマスター・テープから発見されたオリジナル盤には未収録の、チャック・ベリーの名曲「メンフィス・テネシー」の日本語カバーをボーナス・トラックとして収録!
35年の月日を経て、デジタル・リマスター盤として、2008年秋DECKRECより奇跡の再発!
<コメント>
素晴らしいアルバムがCD化された。聞くところによると中古盤市場では相当高値で取引きされてて、半ば[伝説化]されてるようだけど・・・この「永久保存盤」はそんな伝説化されてるのを嘲笑うかの如く、痛快でエバーグリーンなロックンロールが満載だ。[ロックンロールNO.1]の中で「ロックンロールをやるのには何の理由もないんだよ・・・一番いいからやるのさ ただそれだけさ」と叫ぶシャンが相当カッコヨク、カワイイ。・・・この素晴らしいアルバムをCD化してくれてホントありがとう!
フラワーカンパニーズ / グレートマエカワ
静岡ロックンロール組合。組合=バンド。まずBLUES、R&B、R&R、その遺伝子の濃さに驚いた。当時、幼きボーカル、シャンの狂気な叫びと、ロックンロール魂直球の歌詞。埋もれていたのは必然か、偶然か。それにしても、こんな組合だったら入りたい。まさにロックンロール春闘でしょ!!
THE NEATBEATS / MR.PAN
「オレは静岡のミック・ジャガー」と言い張っても、どうしても本格的にはなりきれない生々しさがある。だらしない若さがほとばしりまくるサウンドは、激しいというよりもどこかメロウだ。
田舎のあぜ道でつぶやいたため息のようなパンクロック。
曽我部恵一
こんな凄い音源が発掘されるなんて....チビりました、キングブラザーズがしたかった事はこの1973年に静岡の高校生達 によって作られた完全自主制作のこのレコードの中に全て詰まっている、格好良すぎてチビれます。
キングブラザーズ代表 / 松尾ケイゾウ
ロックの核たるものが1973年に表現されていたのですね。ロックが好きとか言いながら、僕達は今までロックの何を好きと言っていたのだろう。気恥ずかしくてみんなが隠してきたリズムや言葉や衝動を全てShanが叫んでくれた。この奇跡の発掘で俺はますますロックしたくなった。Shanを越せるまで。
騒音寺 / NABE
このバンドについては、70年代前半のニューミュージックマガジンに少しだけ記事がでてたくらいの記憶しかなく、日本のロック史においては名が出たことは一度もなかったと思う。しかし、欧米の人たちの真似をすることが本物のロックであるというような洋楽至上主義がまかり通っていた時代に、ここまでいびつで自分勝手にロックンロールやブルース・ロックを展開していたことはきちんと評価すべきだ。そしてそれは今聴いた方がより魅力的でかっこよく感じられるのだから、不思議なものである。2008年以降に作成する日本ロック史には、京都の村八分、横浜の(または町田)外道の間に、静岡の静岡ロックンロール組合の名前を入れなくてはならないだろう。
サミー前田
「俺は静岡のミック・ジャガーだ!!」マジヤベエ眩し過ぎる「青い衝動」に満ちあふれた、マジアチイむこうみずな1枚!!!!!
そう、これは1973年の地方都市における、ロックの好きなティーンエイジャ−による赤裸々なドキュメントだ!!親の顔が見たい!
SOFT,HELL! / キングジョー
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