先日、国書刊行会から出された『ライト』の著者、ハリスンのコミュニティです。
★略歴★
1945年、イギリス・ウォーリックシャー生まれ。1968年、〈ニュー・ワールズ〉誌に”Baa Baa Blocsheep”を発表。その後、第三長編The Centauri Deviceが新しいスペース・オペラとして高い評価を受ける。
代表作に〈ヴィリコニウム〉シリーズがあり、現在のイギリスSF作家に多大な影響を与えた。
80年代以降、ストレートなSFからはいったん離れたが、2002年の『ライト』で復帰。同作で、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞を受賞した。
★著作リスト
1 The Commited Men(1971)
2 The Pastel City(1971)≪ヴィリコニウム≫邦訳『パステル都市』(大和田始訳、サンリオSF文庫、1981年)
3 The Centauri Device(1974)
4 The Machine in Shaft Ten(1975)短編集
5 A Storm of Wings(1980)≪ヴィリコニウム≫
6 In Viriconium(1982)≪ヴィリコニウム≫
7 The Ice Monkey(1983)短編集
8 Viriconium Nights(1984)≪ヴィリコニウム≫ものの短編集
9 Climbers(1989)
10 The Course of the Heart(1990)
11 Signs of Life(1997)
12 Travel Arrangements(2000)短編集
13 Light(2002)『ライト』(小野田和子訳、国書刊行会、2008年)
14 Things That Never Happen(2002)7と12に新作を加えた決定版の短編集
15 Viriconium(2005)≪ヴィリコニウム≫ものをすべてまとめた決定版
16 Nova Swing(2006)13の姉妹編
★邦訳短編リスト
「地を統(す)べるもの」(1975)伊藤典夫訳、SFマガジン1982年4月号
「ささやかな遺産」(1987)中村融訳、『アザー・エデン』(早川書房、1989年)所収
「パンの大神」(1988)白石朗訳『ナイト・フライヤー』(新潮社、1989年)所収
「からっぽ」(1995)宮脇孝雄訳『死の姉妹』(扶桑社、1996年)所収
困ったときには