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H&K G11 Gewehr 11(11号小銃)は、ドイツの銃器メーカー、H&K社によって開発された無薬莢(ケースレス)弾を用いた自動小銃である。
1970年代にG3に代わる次世代の小銃を求めた西ドイツの要求を満たすため、H&K社が銃の設計を、ダイナマイト・ノーベル社が弾薬の開発を受け持ち開発が進められた。ケースレス弾は様々な口径のものが試作されたが、最終的に 1981〜1986年にかけて開発された4.73mm×33 DM11が採用された。 G11は汎用性のなさ、冷戦終結に伴う予算削減により少数が配備されたにとどまり、ドイツ軍ではG3の後継としてG36が採用された。
また、G11はアメリカのACR(アドバンスドコンバットライフル)プロジェクトの候補となっていたが、こちらでも採用には至らなかった。
* 排莢の工程がなく、バースト射撃の際は発射速度は2000発/分と極めて高い。
* 機関部に蓄積される熱により、薬室内で弾薬が自然発火して暴発(コックオフ)しやすい。
* 弾丸は固形化した火薬により真鍮を必要としないため軽量であるが、コストが高い。
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