Cormac McCarthy(コーマック・マッカーシー)原作による、
映画 “The Road”「ザ・ロード」のコミュニティです。
コーマック・マッカーシーは1933年・アメリカ生まれの作家です。
著書に『すべての美しい馬』『血と暴力の国』などがあります。
最近では『血と暴力の国』が「ノーカントリー」という映画になり、
2007年のアカデミー作品賞に選ばれました。
2006年に発表された「ザ・ロード」は、
ピューリッツアー賞を受賞しております。
2008年6月に早川書房から、
黒原敏行氏による日本語訳が発売(¥1,890)されました。
最初は文章の区切りに戸惑いますが、次第に読み応えを感じてきます。
<あらすじ>
空は厚い雲に覆われ、大地は一面灰色に染まっている世界で、
父と子が「暖かいであろう南」を目指して歩いていくというストーリーです。
物資が乏しく、生き残った人々は奪い合い、
殺し合い、食い合うという絶望の世界で、
父にとっては、わが子は唯一の「守るべきもの」であり、「希望」です。
核戦争後を思わせるような世界観ですが、
小説の中では荒廃した原因については触れておりません。
また、登場人物がいる具体的な地名や、
彼らの人種・年齢といったプロフィールには触れておらず、
(一人を除いて)個人名が出てきません。
一人ひとりの読者の中で、様々なイメージが膨らんでいく作品となっております。
2008年2月から映画撮影が行われ、
2008年11月には公開が予定されておりましたが、延期に次ぐ延期で、
2009年11月25日に本国で公開がされました。
そして待ちに待って、
2010年6月26日、日本公開です。
日本版公式HPです。
http://
<スタッフ・キャスト>
監督:John Hillcoat(ジョン・ヒルコート)
主演:「父」役にViggo Mortensen(ヴィゴ・モーテンセン)、
「息子」役に11歳のKodi Smit-McPhee(コディ・スミット-マクフィー)、
その他、ヴィゴの妻役にCharlize Theron(シャーリーズ・セロン)、
Robert Duvall(ロバート・デュバル)、
Guy Pearce(ガイ・ピアース)がキャスティングされております。
ニューヨーク・タイムズの電子版に、映画の内容や写真が掲載されております。
http://
Internet Movie Database です。
こちらでは、カラー写真なども掲載されおります。
http://
公式ホームページです。
http://
ゲームもついています。