この子が、世界を、変える
この子は音楽シーンを変える。デビュー・シングルがリリースされるのはまだ先の10月になるがこの子は間違いなく日本のポップ・ミュージック・シーンを変える。
僕が今の時点で聴いたのはデビュー・シングル”Dear My Friends”を含む全4曲のデモ・バージョン。それだけでこの子の破格の才能を感じるには充分だった。友人に作ってもらったラフなトラックに乗ったその歌は、とんでもないスケールとパワー、そして何よりも時代を動かす強烈なエモーションとメッセージに満ち溢れていた。まるで両腕を掴まれて揺さぶられるように、音楽の力でここまで魂を根底から揺さぶられることは僕の体験の中でも数少ないことだ。10年に1度の才能、と言って間違いない。
名前は上松秀実。22歳、佐渡島出身。ギャルである。ジャンルで言えばR&Bということになるのだろうが、もうそんなことははっきり言ってどうだっていい。シンプルなループのトラックに乗った彼女の歌は、曖昧な時代の感情を、溢れる情報の底に沈んだ本音を、出口のない暖かい愛情を、まっすぐに放っている。そして、まず自分の心を変えて、人への接し方を変えて、社会への向き合い方を変えて、そして世界を変えようという思いが、声を通して降り注いでくる。
彼女の音楽・歌は王道である。ストレート過ぎる歌メロ、身近でわかりやす過ぎる歌詞、時代の風景にジャストフィット過ぎるトラック、だからもしかすると目新しさを探している耳には記号として何も引っかからないかもしれない。最新の変化球を求める耳には、このストレートの剛速球は見送られてしまう可能性もある。そもそもロック雑誌であるJAPANの編集長がこの王道R&Bのどこにそこまで熱くなってるんだ? と思われるかもしれない。だがこの人はそういうレベルではないのだ。特に、後々にリリースされるであろう”トラウマ”という曲のシリアスなメッセージの重さと音楽の力は、今のロックが見失っている「音楽で世界と闘う」という闘争心を完全に甦らせている。これが届くのはロックのリスナーなのか、それとも彼女と同じようなギャルたちなのか。別にどっちだっていい。ジャンルなんてどうでも、ボブ・マーリーがそうだったように、エミネムがそうだったように、ローリン・ヒルがそうだったように、ポップ・ミュージックは届くべき人にいつか届く。メッセージは受け取られる。そして確実に世界を変える。
文=ROCKIN’ON JAPAN編集長 山崎洋一郎
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上松秀実オフィシャルサイト
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トイズファクトリーの上松秀実サイト
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●プロフィール●
上松秀実 UEMATSU HIDEMI
佐渡島出身の22歳。代々伝統芸を受け継ぐ家で育った彼女のまわりには、常に唄と踊りがあった。 15歳で自ら表現する事に目覚め、17歳でBLACK MUSICに影響を受ける。そして、DNAで伝承された「こぶし」と「フェイク」が融合された独自の感性により、彼女独特の楽曲表現が生まれた。 今後の活動に最も可能性を感じるアーティストである。
Birthday : 1986月1月16日
Birthplace : 佐渡島
Blood Type : B
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●ディスコグラフィー●
【デビューシングル】
『Dear My Friends/トラウマ』
?Dear My Friends
?トラウマ
2008年10月8日発売
TFCC-89256 ¥1,000 (incl.tax)
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●メディアスケジュール●
【雑誌】
08/7/20発売 ROCKIN'ON JAPAN
08/8/07発売 ぴあ
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●ライブスケジュール●
★LIVEスケジュール
2008年9月13日(土) 「Spicy Books」@PINKNOISE
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2008年9月17日(金) 「MY BOOK 3ページ」@Shibuya DUO
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※決定次第にアップします。
困ったときには