福岡県八女郡星野村に村をあげてヒロシマの残り火を残し、絶やすことなく守り続けてくれている方々がいます。星野村出身の山本達雄さんが63年前、8月6日の犠牲となった叔父の家でくすぶり続けていた火を形見としてカイロで星野村まで持ち帰りました。山本さんは、以来その火を灯し続け、原爆で亡くなった方々の供養を続けてこられました。1968年8月6日、その火は全村民の要望で平和を願う供養の火として永遠に灯し続けようと、今日まで村の人々によって建てられた「平和の塔」で大切に引き継がれています。
その火は「平和の灯火」として広島でも分火され、保存されていますが、広島の人々の認知度は高いとはいえません。私たちはこの原爆の残り火をキャンドルナイトというイベントをとおして全国に星野村の火を伝える活動をしている『Candle Night 1 Pi:ce』(HP http://
私たちが創るキャンドルナイトは、星野村の火の存在と村の方々の今日にまで絶えることなく続く平和を願う想いを知ってもらい、その火(原爆の残り火)を実際にキャンドルを介して手にしてもらうことで、参加者、主催者ともに何かを感じ、考え、伝えるきっかけを創り出すことを目的としています。