某ビール会社の宣伝ポスターに、『勝ち負けじゃない。好きだから、応援するんだ!』という、
カープ、というよりカープファンを題材にした、負け犬根性の染み付いたコピーがあった。
最初にそのポスターを見た時は力なく笑ったものだが、
考えてみれば、結果的に、まあ確かにそのとおりな数年間である。
プロ野球シーズン中は、日々カープ中心の生活になる。
3月頃になるとワクワクし、秋が近づく頃にはさびしい気持ちになる。
だが、なぜなんだろう。
勝率5割がはるかに遠く、
毎日耳にする「借金生活」という言葉。
庶民的な悲哀の中で暮らしながら、借金だの、逆転負けだの、
喜びに浸れる夜を遥かに凌駕するストレスの日々を、甘んじて受け止める我々カープファン。
やはりそれは、好きだから応援するんだ、っていうことなんだろうな。
このコミュは、そのストレス解放のために存在する。
つまり、良い時は絶賛し、気分を害した時はその鬱憤を晴らそうというものである。
昨日まで褒め称えてたのに、今日はボロクソ、
結果論だけで思いの丈を叩きつける。
例えば、永川。
解雇しろ!と言ってみたり、
球界ナンバー1ストッパーだ!と涙ぐんでみたり。
無責任に、その時のキモチだけを叩きつけ、
できれば、シーズンの終わり、
ああ、こんなコト言っちゃったんだな、ごめんね石原くん、と照れ笑いできるような結果になれば幸せだ。
じゃなかったら、
その時は、A級戦犯捜しだな。